131  倉琉ヨシーデの独り言


  〜タイムスリーパー不安定日記〜


    7月06日


  ◉   自動車学校

   (上手の手から水が漏る)


地元で自動車学校に

勤めていた事がある


  《いい所に勤めたと

      思っていたが・・・》


その時に大型のトラックを

習わされた事がある


  《いきなり大型トラックか!》


もちろん

大型免許をとるためなのだが

けっこう 

そこの校長が大型免許をとらせようと

しきりに自動車学校のコースを

大型トラックで運転させたのだ


  《無理やりやらされたので

   少しだけ心配には なったかな》


大型自動車の運転は大丈夫だったが

大きいので上が当たりそうで

なんとなく怖かった


  《やっぱり大型自動車の運転は

   かなり難しかったよ》


自動車学校の勉強が

終わった人などの

送迎もやったりしたので

けっこう忙しかった


  《まだ 見習い中だったので

   いろいろとたいへんだった》


ちなみに

急ぐと忙しいは

何が違うかというと


「急ぐ」は

早くやろうとすること

「忙しい」は

自由に使える時間がない


という意味だそうだ


  《同じ様な感じでややこしいなぁ》


話をもとに戻そう.


ヨシーデは送迎にあわてていて

自動車学校の検定の車と

ぶつかりそうになった事がある


  《ほんとに車が見えなかったよ》


その時に検定の道を覚えようとして

車の後ろに乗ってた人がいた


  《きっとビビったんだろうねぇ》


帰りの送迎の車の中で  

検定の車に乗ってた人が

ちょうどいて


「道を覚えるために後ろに乗ってても

    けっこう動揺した」


と 強い口調で文句を言われた


  《かなり怒ってたんだろうか?》


ヨシーデは


「自動車の運転には自信がある」


と思っていたが 


上手の手から水が漏る

(じょうずのてからみずがもる)


で どんなに上手な人であっても

時には失敗することがある

という事だった


  《自信過剰だったなぁ》


結局 ヨシーデは

それだけと言われれば

それだけなのだけれども

ショックで自動車学校を

やめてしまった


  《相当 落ち込んだよ》


やめる時に 

この校長は空手の教室も

経営してたので

ヨシーデが

空手をやっている事を知っていて


「空手の指導員に

    ならないか?」


と辞めさせないように誘ってきた


  《必死だったが

   何を言われても

   辞める決意は固かったよ》


ヨシーデは 

きっぱり断ったが

ヨシーデを誘うほど

そんなに人材不足だったのかなぁと

いいほうに考えた 


  《落ち込んでいたから

   なにも考えられなかったなぁ》


そしてヨシーデは思った.


要するに

ヨシーデは働く難しさも

教える難しさも

どちらも難しい事を

知ったのだった


  《仕事は難しかったよ!》


〜つづく〜