129  倉琉ヨシーデの独り言


  〜タイムスリーパー不安定日記〜


   7月04日


  ◉  卒業式(備えあれば患い無し)


小学5年生の時に

卒業式の練習で

卒業生を贈る言葉というものを

やっていた


  《あまり

   活動的な子供じゃなかったなぁ》


ちなみに

ヨシーデ本人の卒業式は あまり

覚えていないが

卒業式が終わって教室に戻った時に

先生が泣きながら

みんなに ありがとう

と言った事は非常に印象深かった


  《先生 教室に戻るまで

   泣くの我慢してたなぁ!》


話をもとに戻そう.


みんな集まっていたので

ヨシーデは

少し恥ずかしい感じで練習していた


  《人前で練習しないもんなぁ》


もともと おとなしい性格だった

ので声も小さかった


  《アピールするような

   感じでもなかったからなぁ!》


ヨシーデの

セリフの番になって

何回も練習したけど

やはり声が小さかったので

どうしようという事になった


  《やっぱりアピール力が

      足りなかったよ》


結果 

声が出ている女の子に

交代させられた


  《先生もかなり考えていたと思う》


ヨシーデは 

まさか女の子に

交代させられるとは

思っていなかったので

そうとう悔しかったが仕方ないと思い 

顔には出さないで交代した


  《残念だ!》


でもヨシーデは

ここから何か

おとなしさから脱却しようとして

マット運動や鉄棒を始めた


  《いろいろと頑張ったよ》


ヨシーデは


備えあれば患い無し

(そなえあればうれいなし)


で いざという時のために

普段から準備しておけば

心配せずにすみ

心安らかにしていられる

ということだった


  《運動は欠かせなかった》


そしてヨシーデは思った.


要するに

小さい声は 変わらなかったが

運動が かなり出来るようになって

イメージも少し明るくなった


  《運動は俺をすごく変えた》


やはり人のイメージって

大事なんだなと思った.


〜つづく〜