【倉琉ヨシーデの独り言】


627  倉琉ヨシーデ不安定日記


    11月14日


   小説

  ◉ 「不倫の果てに」45


次の日 

忠志は朝礼で

散々悩んで考えていた事を

発表しようとしていた。


それは3ヶ月ぶりの企画の事だった。


その時には 

もう司会・進行役も決めていた。


忠志は朝礼を始めようとするが

みんなに受け入れられるか

心配だった。


「皆さん おはようございます。


 それでは朝礼を行います。

 皆さんも知ってると思いますが

 3ヶ月に1度企画した物を

 何かやろうと思っています。」


忠志は話しながら

みんなの様子を見て

また話始めた。


「今回 私はパチンコ大会をやろうと

 考えていますがどう思いますか。 


 できれば司会は鈴木さんに

 やってもらおうと思っています。」


忠志は司会進行は鈴木晴美に

やってもらおうと決めていた。


どこかで名前を聞いた事があると思うが

晴美は唯の歓迎会の時に

幹事をやってくれた人である。


もっと詳しく言えば

唯は知らないが

忠志の浮気相手でもある。


「課長 私でいいんでしょうか?」


一応 晴美は忠志に聞いてみたが

忠志の意見は変わらなかった。


「鈴木さんでいいと思いますが。」


忠志は自分の意見を曲げなかった。


〜つづく〜