【今回の表現】謎の言葉「Gabut」って何?
【難易度】初級 ★★☆(少し難しい)
Halo, selamat siang.「こんにちは」
INJインドネシア語講師のイワンです。
Apa kabar?「お元気ですか?」
今回のブログでは、インドネシア人が連発する謎の言葉 gabut について解説します。
インドネシアの方とSNSやチャットでやり取りしていると、頻繁に gabut という言葉を目にしませんか?辞書を引いてもなかなか出てこないこの単語。
実は、現代インドネシア(特に若者)の日常を象徴する、とってもユニークな表現なんです。
まずは、若者同士のリアルな会話例を見てみましょう。
A: Lagi apa? Gue gabut nih.
B: Sama, gue juga. Mau jalan-jalan gak?
A: Ayo! Ke mall yuk, daripada gabut di rumah.
A: 何してる? 俺、マジでgabutだよね。
B: 同じだ、私も。どっか遊びに行く?
A: 行こう! 家でgabutより、モール行こうぜ。
この文脈からわかる通り、gabutは「暇」という意味で使われています。
Lagi apa? Gue gabut nih.
何してる? 俺、マジで暇だよね。
Ayo! Ke mall yuk, daripada gabut di rumah.
行こう! 家でボケーッとしてるより、モール行こうぜ。
「給料泥棒」が語源!?
しかし、実はgabutの語源は「暇」とはかけ離れたところにあります。
インドネシアのお家芸とも言える「略語文化」から生まれた言葉で、もともとは次の2つの単語を組み合わせています。
Gaji: 給料
Buta: 目が見えない / 盲目
直訳すると「目が見えない給料」。これだけ聞くと少し怖いですが、本来は「Gaji Buta(何もしないでお金をもらう)」、つまり「仕事をしていないのに給料をもらっている」という皮肉めいた表現でした。
それが時代の変化とともに、仕事に限らず、「やることがなくて退屈だ」「暇すぎて死にそう!」というニュアンスで広く使われるようになったのです。
gabutはどんな時に使う?
日本語の「暇」よりも、少し「手持ち無沙汰で、何かしたいけど何もない」というモヤモヤ感を含んでいるのがポイントです。
· 予定がキャンセルになって、家でぼーっとしている時
· 授業中、先生の話が長すぎて魂が抜けている時
· SNSを無意味にスクロールし続けている時
こんな時、インドネシア人は一言「Duh, gabut banget...(あぁ、超暇だわ…)」と呟きます。
A: Suamiku lagi dinas luar kota, nih. Gue gabut banget di rumah.
B: Ya udah, jalan yuk! Ke kafe untuk ngopi gitu.
A:夫が出張中でさ。家にいてもマジで手持ち無沙汰なんだよね。
B:じゃあ出かけようよ!カフェにコーヒーでも飲みに行こう。
まとめ
いかがでしたか?gabutの使い方はマスターできましたか?
もしインドネシア人の友人がSNSで「Gabut...」と投稿していたら、それは「誰かかまって!」というサインかもしれません。そんな時はぜひ「Ayo main!(遊ぼう!)」と返信してみてくださいね。
SNSでよく使われる他の言葉ももっと知りたい! という方は、ぜひ私の授業へお越しください。
面白く、分かりやすく解説しますので、一緒にインドネシア語を楽しく勉強しましょう!
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Ayo, belajar bahasa Indonesia bersama saya.
さあ、私とインドネシア語を勉強しましょう。
Sampai jumpa lagi!
それでは、また!
次回のブログのテーマは、まだ考え中です。
もしインドネシア語を勉強していて疑問に思うことがあれば、参考にしたいのでコメントで教えてください!
お楽しみに!

