【今回の表現】「~したい」mauと ingin の違いは?

【難易度】初級 ★☆☆(やさしい)

 

Halo, selamat siang.「こんにちは」 

INJインドネシア語講師のイワンです。

Apa kabarnya?「お元気ですか?」

 

先日の初級講座で ingin~したい」を使う文を紹介しました。

 

Anak itu ingin menjadi pilot.

あの子はパイロットになりたいです

 

 

この ingin~したい」は助動詞で、単語の順番は「助動詞+動詞」になります。

そこで、ingin を動詞 menjadi「~になる」の前に置くと ingin menjadi「~になりたい」という意味になります。

 

この例文を読んだ受講生から、すでに学んだ mau「~したい」と ingin の違いについて、また、ingin mauに入れ替えてもよいかとの質問がありました。

 

確かに、辞書を調べるとinginmauも「~したい」という意味なので、上記の文の ingin mau に入れ替えても意味は同じです。

 

Anak itu mau menjadi pilot.

あの子はパイロットになりたいです

 

しかし、mau と ingin とではニュアンスが異なります。

 

mau~したい」が軽い望みであるのに対し、ingin は真剣な願望「~を熱望する」に近い意味になります。

 

Anak itu ingin menjadi pilot. の場合は、その子がパイロットという職業に憧れ、真剣にパイロットになることを望んでいますが、Anak itu mau menjadi pilot. は軽めの希望を表しています。

 

要するに、ingin は「強く望む」、mau は「軽く望む」と考えればよいでしょう。

さあ、ingin mau の違いと使い方は、もうわかりましたね。

 

 

【練習問題】

 

次のインドネシア語の文の(  )に ingin  mau を入れましょう。

 

1. Nasi goreng ini tampaknya enak. Saya (           ) makan ini.

 

2. Mahasiswa Jepang itu (           ) belajar budaya Jawa di Indonesia.

 

 

 

【練習問題の解説】

 

まず、単語の意味を調べましょう。

 

nasi goreng                  焼き飯

tampaknya                  ~に見える

enak                            おいしい

makan                         食べる

mahasiswa Jepang        日本人大学生

belajar                         学ぶ

budaya Jawa                ジャワ文化

 

それから、その願望が強いかどうかを考え、ingin mau を選びましょう。

 

 

現在、INJカルチャーセンターではグループレッスンは、通学、オンラインの両方で行っています。最近は、首都圏以外の地方の方、インドネシアやシンガポールなど国外在住の受講生が増えています。講座では、日本人が苦手なわかりにくい部分も詳しく説明しています。レベルや目的に合った講座で勉強して、インドネシア語がどんどん上達するようにがんばりましょう!

http://www.indonesia.co.jp/lesson/group/

 

Ayo, belajar bahasa Indonesia bersama saya.

さあ、私とインドネシア語を勉強しましょう。

Sampai jumpa lagi!

それでは、また!

 

 

【練習問題の解答】

 

1. Nasi goreng ini tampaknya enak. Saya mau makan ini.

    この焼き飯はおいしそうです。私はこれを食べたいです。

 

2. Mahasiswa Jepang itu ingin belajar budaya Jawa di Indonesia.

 その日本人大学生は、インドネシアでジャワ文化を学びたいです。

 

 

【次回の予告】

 

次回のブログのテーマは、まだ考え中です。

皆さんが正しいインドネシア語を使えるようにあれこれ考えています。

お楽しみに!