【今回の表現】 Saya tidak tahu siapa nama saya.「私は自分が何という名前か知りません」
【難易度】初級 ★☆☆(やさしい)
こんにちは。INJインドネシア語講師のイワンです。
Bagaimana kabarnya? Semoga selalu sehat.「お元気ですか?いつも健康でありますように」
私の授業では、自分が書いた語学書やテキストだけではなく、政治、経済、社会などテーマ別の記事から、小説や映画まで様々なジャンルの資料を使って教えています。
今回は、短編小説に出てくる会話を紹介したいと思います。タイトルは Di dalam Restu dan Janji で、結婚するためにジャワからカリマンタンに行く途中の若者が、船の事故で家族を失い、記憶まで失いました。
下記は、その若者を救った漁師のアフマドさんと若者の会話です。
Ahmad : “Saya Pak Ahmad, kamu sudah 4 hari tidak
sadarkan diri, nama kamu siapa nak?”
Pemuda : “Nama? Nama saya?”
Ahmad : “Iya, nama, kamu tidak tahu siapa namamu?”
Pemuda : “Nama? Siapa nama saya? Saya tidak tahu
siapa nama saya.”
受講生は、若者が言った Saya tidak tahu siapa nama saya.「私は自分が何という名前か知りません」、Saya tidak tahu nama saya. 「私は自分の名前を知りません」に変えても意味が同じなのかたずねました。
そして、意味が同じなら、siapa の役割は何なのかを質問しました。
上記の会話の日本語訳は、次の通りになります。
アフマド: 私はアフマドだ。君はもう4日間気を失って
いた、君の名前は何というんだ?
若者 : 名前?私の名前?
アフマド: そう、名前、君は自分の名前を知らないのか?
若者 : 名前?私の名前は何?私は自分が何という名前
か知らない。
インドネシア語で「人」に名前をたずねる時には、siapa 「だれ」を用いますが、日本語では「何」と訳します。
しかし、インドネシア語では、「人」の名前をたずねる時に apa「何」を使うと失礼になるので注意しましょう。インドネシア語は、「物」の名前をたずねる時だけ apa「何」 を使います。
上記の会話の Saya tidak tahu siapa nama saya.「私は自分が何という名前か知りません」は、 Saya tidak tahu nama saya. 「私は自分の名前を知りません」と意味は同じです。しかし、前者の方がより文学的で美しい表現なので、歌詞や文学作品によく使われています。siapa がない文章は、よりストレートではっきりと言うニュアンスが感じられるからです。
同様の使い方は、siapa「だれ」疑問詞だけではなく、apa「何」、kapan「いつ」、mana「どれ」、bagaimana「どのように」にもあります。
次の例文のような使い方をするので、覚えておくと便利です。
Saya tidak tahu apa isi kotak itu.
私はこの箱の中身が何なのか知りません。
Saya tidak tahu kapan waktu ujiannya.
私は試験時間がいつなのか知りません。
【練習問題】
Aさんは、日本で3Dプリンターを買ったBさんとプリンターについて話をしています。
A: Wah, itu printer 3D yang dibeli di Jepang, ya?
B: Iya, tapi saya tidak tahu bagaimana cara
mengoperasikannya karena tidak ada
bahasa Indonesianya.
【練習問題の解説】
Bさんは日本で3Dプリンターを買いましたが、どのように使うのかわかりません。なぜなら、取扱説明書は日本語のみで、インドネシア語版がなかったからです。
現在、INJカルチャーセンターではグループレッスンはオンラインで行っているので、インドネシアやシンガポールなど国外在住の受講生も勉強しています。
http://www.indonesia.co.jp/lesson/group/
Ayo, belajar bahasa Indonesia bersama saya. Sampai jumpa lagi!
さあ、私とインドネシア語を勉強しましょう。それでは、また!
【練習問題の解答】
A: わあ、それは日本で買った3Dプリンターだよね。
B: そうだけど、インドネシア語がないのでどうやって使うのがわからない。
「イワンのらくらくインドネシア語14」Woles!「あせるな」について、munko3さんから、「練習問題の bisa 『~できる』の単語に引っかかった」とのコメントをいただきました。コメントをありがとうございます。
確かに bisaは「~できる」という意味ですが、bisa telat「遅れることができる」では意味は通じませんね。そこで、皆さんが「~できる」以外の bisa が使いこなせるように、次回は bisa の使い方を詳しく説明します。
それでは、次回もお楽しみに!


