【今回の表現】 jangan-jangan 「ひょっとして」「もしかしたら」

【難易度】初級 ★☆☆(やさしい)

 

こんにちは。INJインドネシア語講師のイワンです。

Apa kabar? 「お元気ですか?」

 

今回は、jangan-janganという表現を紹介します。インドネシア語の授業で、次の会話を作りました。日本のレストランでインドネシア人同士がメニューの話しをしている場面です。

 

A: Mau makan apa?

B: Saya mau ini. Dagingnya tebal dan kayaknya enak.

A: Tapi, jangan-jangan ini daging babi.

B: Oh iya, coba tanya dulu apakah ini daging sapi atau babi.

 

 

ある受講生は、Tapi, jangan-jangan ini daging babi. を「でも、だめだめ、これは豚肉だよ」と訳しました。確かに、Jangan. Jangan.「だめだめ」という意味もあるので、この文だけでは、AさんはBさんに「それは豚肉だからダメだよ」と言っている可能性もあります。しかし、その後、Bさんは「そうだね、聞いてみる」と返事をしたので、「だめだめ」では話しがつながりません。

 

そうです!jangan-janganは「だめだめ」ではなく、低い可能性を示す副詞で、「ひょっとしたら~かもしれない」という意味です。ですから、ここでは、Jangan-jangan ini daging babi.は、「ひょっとして、これは豚肉かもしれない」という意味になり、全体の日本語訳は、次の通りになります。

 

A: 何を食べる?

B: これにする。肉が厚くて、おいしそうだ。

A: でも、ひょっとして、これは豚肉かもしれない。

B: そうだね。これは牛肉か豚肉か聞いてみるね。

 

【練習問題】

 

次の会話を日本語に訳しましょう。解答は最後にあります。

 

A: Rani lama sekali datangnya. Kenapa, ya?

B: Jangan-jangan dia lupa acara hari ini.

A: Iya, ya. Tapi, minggu lalu dia malah yang ngingatin aku.

 

【練習問題の解説】

 

Aさん、Bさん、ラニさんは、今日、一緒に遊びに行く約束をしましたが、ラニさんは時間になっても現れません。Bさんは、ラニさんが来ないのは、約束を忘れたのではないかと心配している場面です。

 

現在、INJカルチャーセンターではグループレッスンはオンラインで行っているので、インドネシアやシンガポールなど国外在住の受講生も勉強しています。

http://www.indonesia.co.jp/lesson/group/

 

Ayo, belajar bahasa Indonesia bersama saya. Sampai jumpa lagi!

さあ、私とインドネシア語を勉強しましょう。それでは、また!

 

 【練習問題の解答】

 

A: ラニさんは遅いね。なんでだろう?

B: ひょっとして、彼女は今日の予定を忘れたのかな。

A: そうだよね。でも、先週、彼女は私にリマインダーしたのに。