【今回の表現】 tumben, jarang 「珍しい」     

【難易度】中級 ★★☆(やや難しい)

 

こんにちは。INJインドネシア語講師のイワンです。Apa kabar?(お元気ですか?)

毎回、インドネシア語学習者がまちがいやすい表現をピックアップして、その使い方を解説します。

 

【状況】

 

先日、授業中にある受講生が、次の文章を作りました。

Di Saitama tumben ada restoran masakan Indonesia.

 

最初、私は受講生が何を言いたいのかぴんときませんでした。受講生に日本語で意味をたずねたところ、「埼玉ではインドネシア料理のレストランは珍しい」と言いたくて、「珍しい」をtumbenと訳したそうです。

 

【会話例と解説】

 

たしかに、tumbenは「珍しい」という意味です。たとえば、次のような文に使います。

 

Tumben hari ini hujan lebat. Padahal sudah bulan Agustus.

今日、大雨なんて珍しいね。8月になったのに。

 

上記の「珍しい」はtumbenが適切ですが、受講生の作文の「珍しい」をtumbenと訳すのは不適切です。では、受講生はどの単語を使ったらよいでしょうか?その場合は、jarang を使います。jarangにも「珍しい」という意味があり、次の文が正解です。

 

Di Saitama jarang ada restoran masakan Indonesia.

埼玉ではインドネシア料理のレストランは珍しい。

 

 

では、jarangとtumbenが同じ「珍しい」という意味を持つなら、どのように使い分けたらよいでしょうか?

 

簡単に説明すると、jarangは「数的に少ない、まれ」という意味の「珍しい」です。一方、tumbenは「普段はそのことをしない/その状況にならないが、今はそのことをする/その状況になる」という意味の「珍しい」です。

 

Tumben hari ini hujan lebat. Padahal sudah bulan Agustus.

上の文は「普段、8月(夏)には雨が降らないが、その日は珍しく大雨が降っている」という状況なので、tumbenがぴったりです。

 

【練習問題】

 

tumben, jarangを用いた次の会話を日本語に訳してみましょう。解答は最後にあります。

 

A: Tumben hari ini kamu cantik. Mau ke mana?

B: Iya, nih. Aku diundang ke pesta kostum oleh Andi.

  Tumben dia mengundangku.

A: Tapi kamu tidak jarang ikut pesta kostum, kan?

 

【練習問題解説】

 

普段、メークをしないBさんは今日メークをして、それを珍しいと思うAさんはtumbenを使っています。また、Bさんはこれまでアンディからパーティーに誘われたことがなく、初めて誘われたので、tumbenを使います。さらに、それを聞いたAさんは、コスプレパーティー好きのBさんに、パーティー参加は「珍しくない」と頻度を表すtidak jarang を使っています。ちなみに、日本のアニメのコスプレは、インドネシアでも学生や若者を中心に大人気です。

 

インドネシア人女優 Nia Ramadhani の忍者コスプレ 

Instagram@ramadhaniabakrie


皆さん、tumben, jarangの使い分けができるようになりましたか?もっと詳しく知りたい方は、私のクラスで勉強しましょう!

現在、グループレッスンはオンラインで行っていますので、日本国内のみならず、日本国外にいても学習できます。

http://www.indonesia.co.jp/lesson/group/

 

Ayo, belajar bahasa Indonesia sama saya. Sampai jumpa lagi!

さあ、私とインドネシア語を勉強しましょう。それでは、また!

 

【練習問題解答】

 

A: 珍しいな、今日はきれいだね。どこに行くの?

B: そうなの。アンディにコスプレパーティーに誘われたので。

  彼が私を誘うのは珍しいわ。

A: でも、コスプレパーティーに参加するのは珍しくないでしょ?