興味深い内容なので記載しました。
『多数決が正しいとは限らない』
多数決で賛成可決すれば、いつも最適な結果が
生み出されるのでしょうか。答えはそうとも限りません。
集団で思考することには、集団であるがための
デメリットもあるのです。
ます、高い士気と団結力を持った優秀な人々の集団
には楽観論が生まれやすいといえます。
また、凝集性の高い集団のメンバーは、満場一致
を優先して反対意見を述べない傾向があります。
他にも倫理観や道徳観が軽視されることや、
敵は悪者だといったステレオタイプ的な判断を
しがちなことがあげられます。
こういったデメリットに対処するために、リーダーは
次のような対策を念頭に置くとよいでしょう。
①反対意見や疑問点を指摘する意見を奨励する。
②偏った立場を表明しないように努める
③凝集性の低い集団で決議する。
④重大な決定は個人が行う。
などです。
日本の国会は多数決制ですが、政党のリーダー達は
こういったことを考えながら活動しているのでしょうか。
してないですよね・・・
(渋谷昌三著 手にとるように心理学がわかる本)