日記を毎日書かなくなってから、今日が何日で何曜日なのかが全然分からなくなってきた。もうあと10日で12月だったのか。半袖で暮らしていると全然そんな感じがしない。
 ちょうど去年の12月に、私はオリッシーの学校を探しにオリッサにやってきた。その数年前にも一度他の学校に10日ほど習いに来たことがあったのだけど、そこではもう習いたくなかったので、いくつか学校を回って決めたのが今の学校である。ひどい目にもあったけど、あの時の選択は間違っていなかったと思う。


 家はまだ見つかっていないのだが、今日家具にいくらぐらいかかるのかを見に行ってきた。最低でも、ベッド、テーブル、クローゼット、ガス台、冷蔵庫、クーラーは欲しい。あまり短期の契約はできなさそうなので短くても1年は借りなくてはならないと思うし、ちょっと高めの家賃の物件じゃないとなかなか空きがないらしいので、結構な出費になる。
 それでも私は自分だけのスペースが欲しい。余計なことに神経をすり減らして踊りの練習の妨げにしたくない。今まではルーシーが、できるだけお金を使わないで済むようにと気を使ってくれていたのでなかなか言えなかったのだけど、お金で買えるなら自由が欲しい。


 最近のR先生のクラスは、最初の20分ぐらいをオリヤー語の質問時間にしてもらっている。辞書を見ただけでは分からないことが多すぎるし、載っていない単語も多いのである。オリッサ人のR先生でさえ知らない単語が子供用の本に載っているともある。


 インドにいると、日本人には「努力」という言葉がぴったりだなぁとよく思う。みんながちゃんとした教育を受け、自分で考える力を持つということ、これはとても大切なことなのだなと思う。数々のインドでの嫌な経験、これらの原因となっているのは、教育や教養(想像力)というものがこの国には欠けているからなのかもしれない。