電気製品の進歩はめざましい。

だけど、それは必ずしもいいこととは限らないと思う。

いいものを手に入れると、前に使っていた性能の落ちるものはいらなくなる。

そしてまだ使えるのに捨てられてしまうか、家の片隅で忘れ去られていく。

 

 私は今年の3月に当時最新のビデオカメラを買ったのだけど、以前使っていたビデオカメラとの画質の違いにはとても驚いた。映像が鮮明で、比べ物にならないほど違うのだ。もちろん踊りの映像はどれも永久保存版になるはずなので、綺麗に残せれば残せるほど嬉しい。

 ただ、一番綺麗に撮れるハイビジョンモードで撮ってしまうと、それを見るためにはハイビジョン対応のDVDやテレビが必要になってしまうため、ハイビジョンでは1度も撮っていない。それでも十分綺麗なのでいいのだけれど、編集してDVDに入れようとすると、これまた高性能なパソコンが必要になってしまうのである。うちにある3年前に買ったパソコンでさえ、なかなか処理がうまくいかなくて困っている。

 こうやって電気製品というのは、一つ買い換えるとあれもこれも買わないといけなくなってしまうということに気付いた。


 ちょうど私の使っているノートパソコンの調子が悪くなってきたのもあり、今新しいものを注文しているところなのだけれど、5年前に買ったこのノートパソコンと新しいものでは同じ値段でも性能がかなり違う。それだけ技術は日々進化しているのだろう。

 弟いわく、パソコンにも寿命があるのだそうだ。5年ごとにこんな高い買い物をしなくてはならないとすると、大変なことである。自分で簡単にどうにかできるものならいいのだけれど、そこまでの知識がない人には、買い換えるか壊れるまでそのまま使うしかないと思う。


 そんなわけで、R先生のDVD作りはかなり難航している。ひとまず編集作業までは終わったのだが、それをDVD用に変換する作業がなかなか進まない。私の新しいパソコンが早く届けばよかったのだけれど、海外で生産しているため、届く頃には弟がいなくなってしまっている。

 なんとかインドに行く前には間に合わせたいなぁ。でも無理だったらごめんなさい。