朝、うちの愛犬ダックフンドのシバがぐったりしていた。

いつも朝ごはんが出来上がると飛んできてすごい勢いで食べてしまうのに、ご飯も食べようとしない。目が半開きで今にも息絶えてしまいそうなので、急いで動物病院に連れて行った。


 検査の結果は、膵臓に悪性の腫瘍(ソフトボール大ほどの大きさもある)が出来ているとのこと。手術をして取り除いても、このままにしておいても、余命は1年ほどだそうだ。


 今までも散歩の時はたくさん歩けないので、いつも乳母車に乗せて連れて行っていたのだけど、もう乳母車に乗せることもこの先あるかどうか分からない。昨日まで元気だったシバは、今日は一日ベッドで寝たきりになっていた。


 生き物の命ははかない。

大学生のときに人からもらって、インドの神様シヴァ神から名前をいただいたことを、ついこの間のことのように思い出す。シバにも色々な歴史があった。事情があってあちこちの家を渡り歩き、波乱万丈な人生だったと思う。

 たとえあと1年しかもたないと言われても、幸せな最後の人生を送って欲しい。