昨日、久しぶりに日本製のアイロンでアイロンがけをしたら、あまりの使いやすさに感動した。

 インドで私が買ったアイロンはそれなりに有名なメーカーのものらしいのだけど、スチームで使おうと水を入れると、熱湯がアイロンの下から流れ出して来る。何度か火傷しそうになったので、一度にたくさん水を入れてはいけないことが分かった。買ってすぐに壊れたので一度新しいものに取り替えてもらったのだが、どちらも同じだった。さらにしばらく使うと、アイロンの裏面に焦げ目が出来て、布にくっつくようになってくる。なのでとてもかけ辛い。というかかけられない。

 それに比べると日本のアイロンはなんてスムーズに動くことだろう!スチームはちゃんとスチームとして機能するし。私が日本でアイロンして持って行ったクルタを、ルーシーが見て新品と間違えたことがあったけど、インドのアイロンではきれいに仕上げられないことがよく分かったので今なら納得できる。

 

 アイロンだけではなく、日本の電気製品はなんでもすばらしいと思う。しょっちゅう新製品が出るし、電気屋さんに行った日にはどうやって使うのか分からないものがたくさんあって、自分だけが取り残された気分になってしまう。

 もともと電気製品にはあまり興味のない方なので、必要に迫られないと買わないのだけれど、踊りをやっていると結構いろいろなものが必要になってくる。ビデオカメラにDVDプレーヤー、パソコン、デジカメ etc..

 4月にインドに行く前にビデオカメラは新しいのを買ったのだが、それまで使っていた父親のお古とは映像の鮮明さが100倍ほども違っていてびっくりした。そうなるとデジカメ(これも人のお古をもらったものだった)の画像の色合いなんかも気になりだして、昨日新しいのを買ってしまった。デジカメの進歩もめざましかった。(次回からこのブログの写真は新しいデジカメで撮ったものだ)


 電気製品の他に日本に帰ってきてすごいと思ったのは、100円ショップである。田舎の100円ショップはスペースが広くて品揃えが豊富で、店内も明るくてとてもきれいなのである。東京では100円ショップは狭くてごちゃっとしてて、どこかさびれたイメージだった。

 それに一口に100円ショップと言ってもいろんなお店があって、それぞれ置いてある商品も違う。いかにも東南アジアで作られた的なものばかりを置いてあるお店もあれば、100円だなんて信じられない物ばかりを売っているお店もある。今日見つけたお店は食器の種類が豊富で、ふつうに雑貨屋さんで売っていそうなものがたくさん置いてあった。


 電気屋さんに100円ショップに本屋さん。山と海とおいしい食べ物。映画館に文化ホール。これだけあれば田舎でたいくつせずに暮らせる気がする。