こんにちは、こんばんは。
私的な事ですが、10月のこの時期になると、牛込神楽坂駅からすぐの、
北町交差点にあった「キイトス茶房」が気になるようです。
物件探しの一環で、キイトスさんの上(3階)が空いてることがわかり、
先週の18日に見に行ったんです。
残念ながら居住専用とのことでビジネス用途での入居は出来ない物件でした。
キイトスさんのことは、まあ形見分けで頂いた珈琲カップを毎日愛用しているので、
よく思い出してはいるのですが、最近それが顕著で、、、
それで今日ふっと気が付いたんです。命日って、いつだった?と。
調べたら、18日でしたね。私が丁度、ビルを見に行った日でした。
今はそこには公文の教室が入ってて、カフェ仕様ではないんですけど。
実は亡くなった日に初めて夢枕にたたれ、「店をちょっと出るけど留守番を頼む」
って言われたんです。
夢にキイトスさんが出てくるなんて初めてで、凄くびっくりしたんですが、
虫の知らせというのか、その日の深夜に。。。だったそうです。
そのせいか、未だに留守番してる気分というか、帰ってくるような気がしてですね、
非常に残念ながらカフェはもう無いんですけど、鮮明に覚えているものですね。
この写真は2009年頃で、私がインドでシャツを制作したので、
着用モデルになって欲しいと頼んだ際のものです。
二人とも同じシャツの色違いサイズ違いを着てもらったのでした。
なんか私も色々仕事を模索していて、相談に乗ってもらったりしていたんです。
この隅っこの席が私のお気に入りで、右の壁の小さい額には詩が書いてあり、
それは宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩なのです。
そして、奥に本が山積みになっていますが、その上に実は小さいバスケットが
乗っていて、未使用の手紙やはがき、封筒が常備おいてあるんです。
そしてそこにメモで案内があり、確か、遠方のお母さんや家族友人などへ
これで手紙を書いて送ってあげて下さいと。
それはキイトスさんの経験によるものでした。
亡き母の遺品を整理していたときのこと。
高校の修学旅行先から出した学生時代の自分の、なんてことない手紙が、
それは大事そうに何層もの紙にくるまって、しまってあったのだそうです。
それを見つけた時、「いい歳なのに泣いてしまった」と言っていました。
それ以来、皆さんに手紙をかいて家族や大事な人に送るようにと、
ここに未使用の手紙やハガキを置いて、おすすめしているのだと話していました。
こういったエピソードは、その人の人となりを現し、忘れられないものですね。
時代のせいかセクハラ親父っぽい発言もちょーこちょこあり、若かった私は
ぷりぷり怒ってた時期もありましたが、今はただ懐かしく思い出される日々です。
頼りになる大人が早世してしまい、心許なくなると、昔が恋しくなります。
自分が若くて、周りに甘えて許されていた時代が、恋しいのかもしれません。
このカフェで知り合った思い出を共有する皆さんが、その後もお元気でおられ
活躍されていることを、心から願っています。

