補足:ペルシャ帝国(末裔の作った国がイラン)はイスラム(7世紀誕生)よりも先に存在した | インド・アラブ雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

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東京の神楽坂にて、インド・アラブ民族衣装と雑貨レンタル専門店+メヘンディ(ヘナ)アート/ジャグアタトゥのスクールを営む店主のブログ。衣装や雑貨は、CM、TV、映画、PV、雑誌などで実績多数。

こんにちは、こんばんは。

 

一昨日の補足。-というのもイラン人から突っ込み入りました。^^;

 

「ジジ、もっと初歩的な話が抜けてるよ」って。

 

私のblogなんか読むなよ、お前日本人かよ!ってこっちも突っ込みたいけどー。

 

「そもそもイランは、アラブじゃないよ、今はイスラム教国ではあるけど。」

 

という突っ込みでした。言語も違うし。

だからタイトルを「一枚岩では無いアラブ」じゃなくて「一枚岩では無いイスラム」と、

訂正すべき、って突っ込みなのかな?

 

そうそう。確かにこれ、日本人相手には、もっと初歩の話が必要でした。

アラブとは、そもそも、「アラビア語を話す人々」とその居住地域の事を指すわけですが、

イラン人の半数は、アラビア語ではなく、ペルシャ語を話し、公用語もペルシア語。

だから、つまりアラブ人ではありません。失礼しました!

 

わかりやすく大きく分類すると、イスラムの『オスマン帝国トルコ』が勢力拡大する前に、

そもそもかの地には『ペルシャ帝国』(ゾロアスター教)が存在していました。

 

っていうか、キリスト教の誕生より、550年以上前には国家がもうありました。笑

 

 

 

 

学校で習った「アケメネス朝ペルシャ」って、これかー?って感じ。

今更ですが、学校で習った事なんか全然頭に残ってないんだけど、

地球儀と歴史を組み合わせると川沿いをおさえて発展してるのがよくわかり、納得します。

 

エジプトのナイル川~エルサレム含むチグリス・ユーフラテス川~インダス川(現パキスタン)

あとは、トルコ全土分、位迄の広大な面積を既に支配していた。

 

因みにインダス川=インドのイメージですが、パキスタンは最近までインドの一部でした。

現在は別の国となったパキスタンに、インダス川は流れています。

パキスタンの独立は、この地域がヒンズーよりイスラムが多かったのが大きな要因ですが、

ペルシャ時代にはこの地域の宗教は、ソロアスター教だったんですね。なるほどー。

 

このゾロアスター教っていうのは、世界最古の一神教だそうです。

キリスト教より10世紀も前に誕生してて、何なら母体といえる宗教かも。

 

一昨日のblogで、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教は元々一緒という話しましたが、

この中で誕生が一番遅いのがイスラム教で、7世紀頃ムハンマドにより急速に普及。

当時でいうなら、イスラムもまあ、一種の新興宗教といったとこ?でしょうね。

それ以前には無かった宗教なのだから。

 

因みにヒンズー教の明確な起源は不明ですが、インダス文明とリンクしてるので

ルーツは紀元前4千年あたりまで遡り、ゾロアスターより古くからインドにあった模様。

 

この辺りと比べると、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教が、全部ぜーんぶ、

新興宗教に見えてくるから面白い!^^;

 

で、イランは現在人口が9千万人もいる、なかなかな大国なわけですが、

そのルーツはペルシャで、一部のペルシャ人が、今の土地に作った国がイラン、

みたいな感じ。

つまり、イスラム教の誕生よりも前に既に存在していたペルシャ帝国(ゾロアスター)は、

かなり広大な国でしたが、後から誕生したオスマン朝トルコ(イスラム)により滅ぼされた。

 

この時点で、この地域の宗教が一斉に、「イスラム」に上書きされたわけですかね?

世界史のおさらいみたいですが、簡単に言うとそういう感じ。

 

しかし、ペルシア語は残ったので、現在でもイラン人は、ペルシャ人でもあるわけです。

そして、ペルシャやペルシャ民族とかいう時、イランよりも巨大な土地と文化圏を指す。

 

ちょっと話かわりますが、「アラビアンナイト」って、映画にもなった古典がありますね?

ディズニーの誇る名作アニメであり、実写版ではウィル・スミスがジーニー役で話題に。

 

あれ、うちも衣装でプロモーションに協力したんですが、何が難しかったかというと、

物語の舞台が、あるようで無い架空の国なんですが、大方の人のイメージは“中東”、

つまりアラブっぽいイメージじゃないですか?

それに「アラビアンナイト」というタイトルだから、アラブに配慮したわけです。

 

しかし実際には長大な作品の一部はヨーロッパのフランスで創作されてるんです。

 

「アラビアンナイトに、何でフランス?」って思うでしょう?

 

私も最初はそう思ったんですよ!でも調べてみたら、、、

それは、ペルシャがヨーロッパ、特にフランスの影響が結構ある事と関係してます。

 

ペルシャ語の中でも、イスラムの宗教がらみの言語には、もちろんアラビア語も結構

入ってるんですが、日常会話には実はフランス語が結構かぶってたりします。

文化的に近いんですよ。

ペルシャ人は、外見も実は、アラブ諸国より白人に近いんです。肌色が白いの。

 

今はこてこて宗教指導者が政治のトップに居て、民族衣装を着てメディアに出るから

ちょっとピンとこないかもしれませんが、今の状態のイランになる前、

だてに親米の改革開放路線だったわけではなく、元々歴史的、文化的には、

ヨーロッパの影響が強い国だったという背景があるみたいなんですね。

 

まー、欧米はイスラム嫌いだから今はとにかくいいがかりつけて潰したいんでしょう。

 

ちょっと前、イラクも、大量破壊兵器なんて持って無かったけど、それを理由に

アメリカから戦争をしかけられたよね。

今回は、イランで又泥沼の戦争やって、アメリカは自ら国力を落としたいのですかねー?

だとしたら、本当にユダヤ人に国をのっとられてますなー。

 

まあ異なる宗教同士がお互いを敵認識して殺しあう分には、自業自得で同情の余地無し。

ただ、国民とか無関係の日本を巻き込まずに自爆してくれ。

 

あと、歴史オタクとしては、古代オリエントのペルシャ文明とか素敵で大好きなので、

戦争しても遺跡を壊すのはやめてくれ。って感じかなあー。

 

人間の人生は一寸の光陰ですが、遺跡は比べ物にならない程はるかな時を生きるもの。

つまり遺跡こそ人類の足跡。結局、最後に残せるのはこれ位しかないんだろうなー。