新年あけましておめでとうございます。
皆さん、年末のNHK紅白歌合戦、見てるか見てないか知らないですけど、
私は姉の録画で、「絶対おすすめ!」というのだけ見るのですけど、今年の姉の一押しがこれでした。
歌合戦が終わって、最後のシーンに、全員歌手が勢ぞろいしますが、その際の、
演歌界の大御所、石川さゆり様の衣装が、ラムちゃんかと思いました!
頭に2匹の虎のぬいぐるみ!
着物もこの日のために作ったのでしょう、なんと虎模様!
もう、感服!致しました。
吹っ切れ振りが素晴らしいです。
ところで、石川さゆりさんは紅白にたぶん毎年出場してるわけですが、私には、
忘れられない石川小百合さんの紅白出場の回があります。
そのときも、歌ではなくて、最後のこの勢ぞろいの時の出来事だったのですが、
彼女がまだご結婚中だった時のことです。
司会者の男性の人が、石川さゆりさんに、
「もうお正月料理は作られましたか?」
って聞いたんです。今だったら考えられない質問ですけど。
彼女は困ったような顔で、
「まだ。。。これから作ります。」
って言ったのです。
紅白の舞台で歌うという大役を果たしたばかりなのに、既婚女性というだけで、
こんなことを言われてしまったのです。
お正月の料理を作るのは、妻として当然とでも言うような質問に、唖然としました。
そのほかにも似たような質問で、
「大掃除はすませましたか?」
バージョンの質問も、女性の歌手にだけよせられました。男性歌手には言わないくせに。
ーそんな質問はおかしくないですか?しかも公共のTVで司会者が。
それ以来、紅白歌合戦で石川さゆりさんが出るたびに、その事を思い出しました。
理不尽だと思ったものです。とても印象深かったです。
彼女は89年に離婚されているので、それ以前の紅白歌合戦ですから、
2022年の今から、さかのぼること、33年以上は前ということになります。
そして今日、紅白にこの虎をコケティッシュにアレンジした彼女の姿を見て、
とてもうれしくなりました。
大掃除にしろお正月料理にしろ、女性の義務ではありません。
まして働く妻には、家事労働も一方的にのっかりがちで、大変なのです。
とにかく。寅年に因んだぬいぐるみ頭と虎柄の衣装、とても良かったです。
昔を思い出して、ほっとしました。
新年早々、感慨深かったです。
日本では、全国で、まだまだ年末年始に家事に追われてる奥さんが多いと思います。
好きでやる分には良いですが、女がやるのが義務、になってはいけません。
というわけで、石川さゆりさんの虎衣装に感服&ちょっとうれしかったというお話でした。