聖パトリックデーって? | インド・アラビア雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

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東京の神楽坂にて、インド・アラビア民族衣装と雑貨レンタル専門店+メヘンディ(ヘナ)アート/ジャグアタトゥのスクールを営む店主のブログ。衣装や雑貨は、CM、TV、映画、PV、雑誌などで実績多数。

然関係ない話なんですが、今日のグーグル。

最初、「おお、ケルトのデザインが!?」と思ったのですが、そこからすぐ、

「お、キリストにチェンジ?!-ああ、そっか今日は、、、、」と。

ーわかります?

渦巻きの三つ巴デザインは、代表的なケルティッシュ・デザインなんですけど、「聖パトリックデー」をイメージしたということですね。

これと“ケルト”がつながるキーワードは、“アイルランド”。

アイルランドにはもともとケルト民族が居り、ケルト文明があった。そこへパトリックという人がキリスト教の布教活動に来て、アイルランドは後にキリスト教の国になったわけです。当時のキリスト教とは、カソリック(旧教)です。

つまり、アイルランド系カソリックの人達のお祝いの日。

日本では、多分今頃、表参道で派手にパレードやってると思うんですけど、本当は日本には余り関係ないけどね。

白人礼賛でやってるんじゃないの?って感じします。植民地根性っていうの?

実際には、聖パトリックデーは、イギリスでは、2002年に制定された位、最近のお祭り。

とはいえ、カソリックでは古くからお祝いされてたそうですが、イギリスとアイルランドの宗主国をめぐる闘いなどもあり、イギリスでの制定は微妙なところだったんでしょうねえ。
そして、イギリスはキリスト教の国でもないのでね。勘違いしてる人多いけど。
ヘンリー8世(=エリザベス一世の父)の時代に、ローマ・カトリック教会から独立して、英国王を主体とする、英国国教会というのを作ったので、現代のイギリスは事実上の無宗教国家ですな。

もともとはカソリックだったんだけど。

そして、イギリスとアイルランドの独立をめぐる争いは、イギリスが宗主国風を吹かせアイルランドをずっと属国扱いしていた頃から、根が深いものがあります。

興味がある人は、Netflixの「リベリオン」がお勧め。

それから、キリスト教をあらわすマークとして、「鳩とオリーブ」まではわかるけど、「お魚は何?」という皆さんへ。

語呂合わせで、魚はイエスキリストをあらわすんですよー。

ではまたー。