入稿目前、編集作業が佳境に。 | インド・アラビア雑貨と民族衣装店ジジ!(へナ&ジャグアARTスクール主催)

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東京の神楽坂にて、インド・アラビア民族衣装と雑貨レンタル専門店+メヘンディ(ヘナ)アート/ジャグアタトゥのスクールを営む店主のブログ。衣装や雑貨は、CM、TV、映画、PV、雑誌などで実績多数。

たまにはお仕事のことを。笑

(まあ“嵐”の件も、お仕事と関係無くも無いんですけど)

3月1日に出版される本が、入稿目前で、編集作業が“佳境”に入っています。

最終チェックとか最終赤ペン入れしてるとこ。ちら見せします。

最近の印刷技術の進歩が素晴らしいようで、お蔭様でぎりぎりまでチェック修正が出来るのがありがたいです。

まあ印刷会社に言わせると、「ウン千冊もの本を工場に在庫として置く時間を少しでも短くしたいので、ぎりぎりまで本番刷りしないから。」が本音だそうです。

私の編集作業は、最終段階に来ていて、もう何日かまともに寝てない気がしますが、ところで、「寝食忘れて」という言葉がありますね?

楽しいと、寝食忘れて夢中になる、というのは、子供の頃には多いけど、今まさにそんな感じ。

大変ではあるけど、全体的には編集作業は楽しくて、夢中になって作業してると、朝になり昼になり夜になっている、、、笑

ー気がつくと、お腹が空いている、、、

ー気がつくと、気絶(睡眠)している、、、

心臓がとまらないように気をつけなくちゃ(心不全とか?)、とちょっと気にしつつ。

 

小さい頃も絵本に霧中になってるとそういう事ありましたけど(世界に没入しちゃうんですかね?)、大人になってからは、WEBサイトの制作を独学で覚えたばかりの頃、やはり夢中になって作りまくってましたね、自作の超~下手くそな旅行サイトを。^^;

ーでも楽しくて楽しくて、PCの前に張り付いてたのを覚えています。20年以上昔に。

 

で、今日、DTPのオペレーターと話をしていて、今の自分は、WEB業界に居た頃のディレクターの仕事とよく似た事をしてるなと。
WEBの業界に居たときにも、大きいサイトは分業制になってるので、戦争に例えると、前線にはプログラマーとデザイナーが居るんですが、指揮系統のいう事をきかない連中というのが、現場には必ず一定の割合で登場するところも、似ている。笑

自分の判断で勝手にデザインの変更をしてくる輩の暴走とか。

もちろん誰もが、「良かれと思って」やらかしてるんですが。笑

装丁や頁のデザインは、凝っていれば良いというものではなくて、主役(内容)を引き立てるのが良いデザインである。デザインが主役より目立つのは、デザインとして完全に失敗している。

その判断の方が良ければ当然尊重する時もあるのですが、主張が強いデザイナーは、「これは主役をひきたてるためにある裏方仕事である」という本質を、時に忘れる。

私自身も、その昔、小さいサイトの制作を依頼された時に、それが宝塚出身の女優さんのサイトだったので、薔薇とか勝手にとばしまくって華やかなサイトにしたら、ご希望は、むしろ「脱・宝塚」、で、シンプルなサイトをお望みだった、という失敗経験があります。

私がクライアントの方をきちんと向いておらず、先入観が勝ってやらかした大失敗でした。

この失敗は頻繁に思い出し、多分その後の仕事にすごく役に立っています。

仕事とは、クライアントの希望あってのお仕事であり、成果物は、自分のものであって自分のものではありません。

しかしプロとして、成果物が、クライアントの見ているその先の“お届けしたい誰か”に、喜んで受け入れてもらえるように、アドバイスや、カスタムは、しなくてはいけないのです。

目的を達成しないサイトや本は、結局すたれて、誰の支持も得られないでしょう。

これらは、何かを伝えるためのツールであり、メディアであるから。

なので、今回の場合は、一方では20名以上のアーティスト達と、もう一方では、DTPスタッフさん達と、あーでもないこーでもないと、時にぎゃーぎゃーやりとりしながら、結局は全員が同じ方向を向いて、時間ぎりぎりまで努力してます。

やっつけ仕事でなく、必ず良書をお届けできるように、心から頑張ってます。
どうか、ご期待ください。