15年ぶりに通う事にした、表参道のヘアサロン『DAB』
15年もそこに変わらず在り続ける、ということが、競争の激しい東京では、稀なことだと思うけれど、社長も、専務も、当時担当してくれたスタイリスト氏も、変わらずそこに居てくれました。
ーこの、とんでもない安心感。
スタイリストさん、私とタメで、当時お互い20代だった。。。(今四十路。ひー!)
そして驚異的な事に外見も余り変わっていないという。。。美容業界の人って、年とりませんね、ほんと。
驚異的です。しかも男性達ですからね。
DAB表参道店は、お店の立ち上げの当初に税理士の紹介で知り、20代の後半にお世話になってたのですが、その後、南米へ行く事をきっかけに、髪をばっさり短くしてしまい、あとはもう、帰国してからは髪にすっかり無頓着になって、どこにも通わなくなること、十数年の月日がたってしまいました。
その間、たまには他の美容室に行ってみたりしましたが、どこも仕上がりが気に入らず、一回行ったら二度と行かない、というのが続いて。
でも、最近ちょっと思うところあり、まずは外見から何とかしようと。
で、一番腕が良いとわかっていて、人柄も信用できる場所へ、帰っていったことになりますね。
15年ぶりに来たとわかっていても、何も干渉しない、何も余計なことを聞かない、という居心地の良さ。
「今何してるの?」「結婚した?」『仕事は?」とか、聞いてもおかしくない気がするけど、こちらから話題をふらない限りは、プライベートには立ち入って来ない。プロなんだなー。
私は本当は、ちょっとは質問して欲しい気もしたんだけど。
でもま、これからもうずっとここにお世話になろうって決めたから、何も今日、急いで色々報告することもないか、と、どっしり構えて。
店も人も、何もかも変わらずそこにあって、(代官山に支店が増えてたけど)何も変わらないように見えたけど、店をめぐる環境は、当時と大きく変わったというお話でした。
渋谷区には600点?(だったかな?)のヘアサロンがあるそうですが、その殆どがこの狭い表参道エリアに集中していて、完全に飽和状態なんだそうです。
確かに、石を投げたら、ヘアサロンにぶつかりそうな位、そこら中がヘアサロンだらけ・・・。
加えて少子化の影響で、若年層の数が圧倒的に少なくなっているとか。
なるほど、経営環境的には厳しそうですね。でも生き残ったのがすごい。
一見、派手で華やかに見える美容業界でも、それを支えるのは地味でたゆまぬ努力なのでしょう。15年前と変わらず、社長は最前線で接客していました。
「この人が居るからこそ、ここに通う」そういう支持なんだと思います。社長のお客が非常に多いらしいですからね。
ちょっと感動したし、自分のことじゃないのに、嬉しかったです。