何にでも温度差って、あるものですが、この東京でも結構な温度差があります。
姉が銀座で働いている(夜の蝶では無い。普通のOL)のですが、街は照明こそ暗くしているものの、いったん店に入れば、飲食店も服飾洋品店もお客でいっぱいで、(居ないのは中国人位で)生活はもう元に戻っていた、というのです。
姉自体も、仕事が忙しくて、地震の心配ばかりしてても仕方ないという感じでした。
これは、土地柄もあると思います。
銀座の場合は、大企業のオフィスと飲食店などの商業エリアが一体化した土地柄なので、会社の近所で食べるか、自宅まで戻って食べるか、どっちかの選択肢の中のひとつに残れます。
一方、神楽坂の飲食店にとって痛いのは、ここがオフィス街と飲食店の合致したエリアではない点でしょう。
ローカルな土地なので、大きなビルはなく、商店街の裏にはふつうの住宅地が控えています。
会社があっても、企業規模で言うと、かなり小さな、もっといえば、零細企業ばっかりで、昼間の勤め人人口はたかが知れてる土地です。
つまり神楽坂というのは、夜、わざわざ足を運んでもらう土地なのです。
わざわざここに来てもらって、飲んで食べて遊んでもらってなんぼの街なのです。
まあ、もとは、芸者と料亭の街ですからね。
でも、3月11日に都内からベッドタウンまで徒歩で数時間もかけて歩いて帰ったサラリーマン達は、そんな事は一度で沢山と懲りてしまい、結果、早い時間であれば、会社の近所でぱぱっと飲み食いし、そそくさマイホームへ帰るか、とにかくも自宅近くまで戻ってから少し飲み食いするならOK,位になってるのではないでしょうか?
こんなに余震が続いてる時に、足をのばしてまで、夜どこかで遊んだり飲食しようとは、あまり思わなくなったのでは。。。?
六本木や渋谷や新宿や銀座は、そういう意味で、巨大なオフィス街と巨大な飲食街が一体化してるので、そこそこにぎわっているのだろうと、原因を分析してみたのですが、神楽坂の飲食店は、見てると、どうもかなりやばそうです。
ローカルな土地の弱点ですが、こればっかりは仕方ないんですね。
名前だけが一人歩きして、家賃だけは高い土地なので、体力勝負になります。
あとは、自営業者とサラリーマンの温度差というのも、大きいなと感じます。
大きな企業に勤めているサラリーマンは、今すぐに所得が落ちたりもしないし、そもそも会社も、そう簡単につぶれたりしません。なので、地震がなんとなーく心配ではあっても、物理的に経済的に打撃がありません。
姉と話してて、仕事こそ忙しいけれど経済的には特に何も心配していない鷹揚な感じが伝わってきました。
これが土地柄ってもんかなーと、思いましたが、危機意識は自営業者ほど無いのは、当然でしょう。
一方、私は自営で個人商店なので、やはり非常に敏感になっています。
ただ、もともとネットショップからスタートした店で、全国区がお客様なので、実店舗だけの店よりも、影響は、ずっと少ない方でしょうが。(いえ、今、見栄を張りました。うちもかなり大変です。^^;)
姉の話をきいた翌日、関東の甲信越でペンションを経営している友達から、相談の電話がかかってきました。
自営の友達です。
これがまた、全然違う状況でした。当然、認識も違います。
この話の続きは、一旦きって、次のブログで。(たぶん長くなるので)
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