障害年金を申請するのに、

障害者手帳って必要ですか?

 

今日は、よく聞かれるこの質問について

ご説明します。

 

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障害年金と
障害者手帳の関係

障害年金と、障害者手帳。

 

名前も似ていて、
混同されることが多い、この2つ。

両方とも障害者を支える、行政の制度ですね。

 

 

まずは、冒頭の質問にお答えしましょう。

 

質問:「障害年金を申請するのに、

障害者手帳って必要ですか?」

 

 

答えは、

 

 

障害年金の請求に、

障害者手帳は、必要ありません。

 

 

障害年金と、障害者手帳は、

全く別の制度です。

 

 

それぞれの管轄やメリットを

 みていきましょう。

 

障害年金と障害者手帳の違い

 

障害年金と障害者手帳の、管轄とメリットは

以下のとおり。

 

【障害年金】

▶管轄…日本年金機構

▶メリット…年金として、現金の支給

 

【障害者手帳】

▶管轄…地方自治体
▶メリット…公共料金の割引、税金の軽減など

 


そして、この2つは、

審査基準も違います。

基本、障害年金の方が審査が厳しいです。

 

 

ですので、

障害年金は、障害者手帳の等級が

そのまま(イコール)ではないということです。

 

障害年金の等級  障害者手帳の等級

 

 

それぞれ別の書類で、

別の審査が行われます。

 

障害者手帳2級をもっているから、

障害年金も2級がもらえる

というわけではありません。

 

バツをする猫の画像

 

ただし、精神障害の場合は

例外があります。

 

年金証書があれば、
手帳を取得できる

 

精神障害の場合に限りますが

障害年金の受給が決定した場合、

 

障害年金と同じ等級

障害者手帳を取得できます。

 

 

年金の受給が決定すると

「年金証書」が自宅に届きます。

 

それを役所に持っていくことで、

障害年金が2級だったら、

手帳の等級も2級になります。

 

(すでに別の等級で手帳を持っている方も

年金と同じ等級に変更できます。)

 

 

実はこれ、

とってもお得です!

 

 

申請するには、2つとも「診断書」が必要です。

診断書代って、けっこう高いんですよね…

病院によりますが、1万円ぐらいはします。

2つ申請したら、2万円ですアセアセ

 

でも、年金証書を役所に持っていく場合だと

診断書代は、障害年金を申請したときの

1枚ですみますよね。

時間も労力も抑えられますニコニコ

 

 

というわけで。

 

もし、

障害者手帳の手続きを急いでいないのなら

障害年金の請求を先に

検討されるのをオススメしますウインク

 

 

必要な人に障害年金が届きますように虹

 

 


 

ちなみに、

障害年金の請求時に

すでに障害者手帳を持っている方は

手帳のコピーを付けますが

あくまでも、参考程度です。

持っていなくても大丈夫ですよ。