障害年金はいろいろな病気、ケガが

対象です。

そのひとつに、

知的障害(精神遅滞)があります。

 

障害年金の請求には

必ず、お医者さんの書く診断書が必要です。

でも、知的障害の方は

診断書について、悩む方が多いのです。

 

今日は、そんな、

診断書を用意するときに

直面する壁について、お話しします。

 

 

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知的障害の方が直面する、診断書の壁

先日、知的障害を持つ22歳、女性の方から

お問い合わせがありました。

 

「高校は、特別支援学校を卒業し、

その後就職しても、長く続けることができない…」

お話を聞くと、受給の可能性は十分にありそうです。

 

でも、困ったことがありました。

 

彼女は、現在通院をしていないので、

診断書を書いてくれる医師がいない、とのこと。

 

実は、こういうケースは非常に多いです。

 

障害が知的障害のみの場合は

お薬を飲むなどの治療は必要ないため、

定期的に通院していない方がほとんどです。

 

主治医がいないため、

診断書を依頼することができない、

ということです。

 

 

こんなとき、私はモヤモヤしますもやもや

 

「障害年金のこと、なんで

誰も教えてあげなかったのーー!!」

 

泣き叫ぶ女の子の画像

 

 

 

知的障害は、生まれつきです。

 

障害の程度にもよると思いますが、

学校だったり、

療育手帳などを取得したときの医療機関、

役所だったり、

どこかで、障害年金のことを

ご家族や本人に伝えるタイミングは

なかったのでしょうか。

 

その方が受給できるかどうかは、

やってみないとわかりません。

 

でも

受給できるできないは、一旦置いておいて

知識があれば、

行動は変わってくるはずです。

 

 

障害年金は、20歳からもらえます。

 

高校生ぐらいから、病院に通うなどして

お医者さんとの関係を築いておけば、

20歳になってすぐに診断書を書いてもらって

請求! という流れができるかもしれません。

 

障害年金の収入があれば、

無理してフルタイムで働かなくても、

自分のペースで仕事ができて

長く続けられるかもしれません。

 

人生の選択肢は広がる はずですよね。

 

 

だから、多くの人に

「障害年金」を知ってほしいのです。

知って、念のため準備しておいてほしいのです。

 

 

 

 

お医者さんにもよりますが、

通院を始めてすぐに診断書を書いてくれることは

少ないようです。

 

特に、精神の診断書は

日常生活の状況を書くので

何度か患者さんを診ないと難しいのかも

しれません。

 

その分請求は遅くなってしまいます。

 

だから、もし早めに準備できる方は

準備しておいてほしい。

 

 

でも、

通院してないからといって

あきらめないでください!

気づいた今この瞬間が一番早いのですからキラキラ

 

今通院されていなくても、

これから病院を探してみましょう。

 

手帳の手続きをする役所、

特別支援学校、

障害者の支援機関などで、

医療機関の情報を持っていることがあります。

紹介してくれる場合もあるので、

聞いてみてください。

 

 

私も今度、自分の住んでいる役所に

聞いてみようと思います。

こうしてブログを書いていたら、

ただモヤモヤもやもやしているだけで、

行動していない自分に気づきましたアセアセ

私も動いてみます!

その記事はまたアップしますね。

 


 

最後に、

知的障害の場合における

障害年金の審査のポイントについて、

簡単に触れておきます。

 

IQの数値や、手帳の等級がいくつだから

障害年金は〇級、

という決まりはありません。

その障害によって、

日常生活にどれだけ支障があるか

というのがポイントです。

 

障害年金は書類審査ですので、

この日常生活の状況を、

診断書などの、提出書類だけで

訴える必要があるわけです。

 

このあたりも、

またの機会にお伝えしていきますね。

必要な人に障害年金が届きますように虹