基本的に、私は土日祝日は休日という勤務条件のため
(その分、薄給ですが(>_<))、今年のGWは10連休を頂け、
ミャンマー人セヤドーのご指導による、10日間宿泊瞑想会へ
参加して来ました。
初めての参加で戸惑うことや、心身共にしんどさを感じる
出来事もありましたが、本当に有意義で貴重な体験が出来、
ありがたいとしか言い様がありません。
何らかの境地に至るような体験をした訳ではありませんが(笑)、
3日目位に、「“自分の心や身体に今何が起こっているのか、
どういう感情や感覚があるのか”ということは、本当には自分
にしかわからない」ということをつくづく実感し、その当たり前の
ことを、私は理屈でしか解っていなかったんやなぁと気づきました。
その気づきがあった翌日位に、ゲストとして来られたミャンマー人
セヤドーが法話の中で、
「心を治すにはヴィパッサナー瞑想しかない」と述べられ、
私にはパズルのピーズがはまったように、腑に落ちた感覚があり
ました。
本当にこれしか無いと断定することは私には出来ませんし、
何らかの精神疾患のある場合は、まずはきちんとした専門家に
よる治療を受けることは必要だと思いますが、
「自分を知る」ということは、少なくともヴィパッサナー瞑想の
ように、「自分自身による気づき」を土台とした方法でなければ
難しいように思います。
普段から気づきの訓練を行っていなければ、「自分の心」
「自分の本当の気持ち」を知ることは難しく、カウンセリングや
コーチング、なんとかセラピーなど、第三者の誘導によって引き
出されたものが、「本当の気持ち」と言えるのかどうかは、
私には疑問に思えます。
「誘導尋問」という言葉があるように、カウンセラーなどが、
意識的では無いにしろ自分のメソッドに都合の良い答えを
引き出すような誘導を行うことも可能な訳で、クライアント側も、
無意識に誘導する側の期待に応えるようなことを言う場合も
あるのではないかなと。
人間、案外簡単に言葉に左右されてしまう場合も多いと思い
ますし、特にカウンセリングなどを受けるような場合は、多少
なりとも心が不安定な状況でしょうから、尚更。
そして、自分にも他人にも、案外簡単に嘘をつくことが出来る
場合も多いと思うので。
こういったことは、様々なスピリチュアル系などのメソッドに
まんまと引っ掛かって来た自分自身を省みても言えることです(^^;)
カンポンさんやパイサーン師が、「ヴィパッサナー瞑想/
気づきによって、心を鍛える」という表現をよくされている意味が、
以前よりも理解出来るように思います。
体調面での不安から迷いもありましたが、10連休を始め、今回、
色々な条件が整い、無事に全日程を終えて帰宅出来たことに
ただただ感謝です。
出発前日まで仕事で、帰宅した翌日から仕事というスケジュール
は、本来なら私の体調では考えられないことで(汗)、何とか仕事
へは行っているものの、家では使いものにならない状態が続いて
いましたが(苦笑)、とにかく思い切って参加してよかったです。
記念すべき平成の終わりと令和の始まりを、瞑想会中に迎えられ
ましたしね![]()