クラゲは本当に不思議な生き物だ。
原型をとどめないくらい変形しても
しっかり食餌して生きているのに、
少しのきっかけで爆発するように
死んでしまう。
メデューサの役割は花に似ているというけれど、
花びらが散るように身体を分解させてしまうなんて。
だんだん生殖腺の周りの卵の壁が剥がれていき、
剥き出しになった生殖腺は
水との境が分らないくらいに透明になる。
これが「クラゲが死ぬと溶ける」ということなのかもしれない。
生物分解されて本当に存在しなくなるまで、
自分の境界を消し自然の中で漂い続けていく。
分解してしまった2匹のクラゲの生から死への移行が
あまりに不可解で不思議なため
私はもう少しこれを見守ることにしたい。