参考

 

福本学・東北大名誉教授(放射線病理学)らの

研究チーム

 

 

 

 

 

 


羽山伸一・日本獣医生命科学大教授(野生動物学)らの

研究チーム

 

 

 

 

 

 

 

〔福島の被ばくサル、貧血気味?~第1原発40キロ圏内に生息〕
(2018年11月22日  福島民報)

東北大などのチームは2018年11月22日までに、
東京電力福島第1原発の
40キロ圏内に生息し、
事故で放出された
放射性物質に被ばくした
野生のニホンザルの血液中で
赤血球などの血液細胞が
減少していた
と英科学誌電子版に発表した。
内部被ばく線量が大きいほど、
造血機能が低下している
傾向があり
少し貧血気味」だったという。
未解明な部分が多い
低線量被ばくによる人間への健康影響を
解明する手掛かりとなりそうだ。

チームは

2013年5月~2014年12月、

福島県南相馬市で殺処分された

ニホンザル約40匹の

血液や大腿骨の骨髄などを調査。

被ばくの影響がほとんどない

宮城県内のニホンザルの血液と比較した。

 

~参考~
〔「四大公害」共通の教訓(経験則)

⇔環境省・「水俣病」認定の通知見直さず〜被害者との交渉で〕

 

 

~参考~
〔福島で「サルの被ばく」状況報告

~『第33回・霊長類学会大会』で研究結果〕

 

 

 

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〔福島で「サルの被ばく」状況報告

~「霊長類学会大会」で研究結果〕

(2017年7月17日 福島民友)

 

 
 
~参考~
 
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【福島に生息するサル 青森県下北半島に生息するサルに比べ血球数が少ないと判明】

~科学雑誌「ネイチャー」(2014年7月24日)発表報告
日本の研究者が福島市に生息する野生のニホンザルと、
青森県下北半島に生息するニホンザルを調べた結果、
福島のサルの血球数が下北サルと比較して少ないことがわかった。

-概要-
「福島第一原発から約70kmの地点に生息する61匹のサル」と
「約400 km離れた青森・下北半島に生息している31匹のサル」
を比較。
福島のサルの赤血球,白血球の数、ヘモグロビンの値、
ヘマトクリットの値が、
下北半島のサルに比べ有意に少ないことが判明した。

また、
福島のサルの筋肉中から
78ベクレル/kgから1778ベクレル/kg
の放射性セシウムが検出
されたが、下北のサルのからは検出されなかった。

筋肉中のセシウム濃度が高い若いサルは
白血球数が低い値を示しているが、
年齢の高いサルは必ずしもそうではなかった。


未熟なサルは

放射性物質に対してより脆弱であることを示唆している。
低い血球 数は必ずしもサルの健康が
危険にさらされていることを意味するものではないが、
免疫不全の徴候の可能性はあり、
流行性感染症に

かかりやすくなる可能性がある。

 

〔福島のヤマメに「貧血」傾向~放射性物質多いほど〕
(北海道新聞 2016年2月11日)
東京電力福島第1原発事故で影響を受けた
家畜や野生動物をテーマにしたシンポジウムが11日、
東京都文京区の東京大で開かれた。
東北大大学院の中嶋正道准教授(水産遺伝育種学)は、
福島県内の河川で採取した魚の調査で、
筋肉中に含まれる放射性物質の量が多いヤマメに
貧血傾向がみられる
と報告した。

中嶋氏によると、
福島県浪江町を流れる請戸川など県内の三つの河川で
2012年末~14年にヤマメを採取し、
血液などを調べた結果、
筋肉中のセシウム137の量が多いほど、
「赤血球」1個当たりの「ヘモグロビン」量が減少するなど
貧血傾向にあることが確認

された。

 

~参考~

 
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〔チェルノブイリから福島へ、ツバメが教えてくれたこと 〕

(2013年7月29日)

福島の放射線量の高い地域では生物界の異変が確実に起きている

~福島の生態系からの­警告~
米国の生物学者、ティモシー・ムソー講演会/衆議院第一議員会館
◆講演:ティモシー・ムソー教授 通訳大村裕子(ピースボート)
◆シンポジウム:<質問へのコメンテーター>
ティモシー・ムソー教授
希望の牧場・ふくしま(浪江町、牧場経営):吉沢正巳
東北大学医学部:岡山博教授

 

 

 

 

 

【福島はチェルノの2倍。2011年よりも2012年の方が放射線の影響拡大】

【高線量地域で鳥類と昆虫の数が減少&奇形(チェルノブイリの2倍以上の深刻度)】

【チェルノ事故よりも福島事故の方が生態系への影響が大きい】*日米研究チーム
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1083725645
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1483738454
【福島市内で捕獲されたニホンザルについて、赤血球、白血球の減少が確認】

【福島県二本松市のカエルからセシウム6700Bq/kg検出】

〔福島の酪農家~子馬30頭のうち16頭が被曝関連死〕

【ガーディアン記事】

東電福島第一原発の40km圏内(飯館村?)の酪農家。

本年初め、主に子馬30頭のうち16頭が原因不明の死。

解剖の結果、セシウム濃度が1kgあたり200ベクレル。基準値の4倍。

【福島原発事故「置き去り牛」に放射性障害?体に白い斑点や死産】

【頭が雄、体が雌の〔両性具有の〕クワガタ茨城で発見】

【新種の“カエル”22年ぶりの発見!~新潟・佐渡島】

【野生シカに4本の角~和歌山県田辺市富里地域の山で捕獲】

【「白いタヌキ」(色素の減少で体毛が白化した白変種)鳥取の農家で発見】

【「低放射線被ばくで深刻な健康被害」~仏米科学者が学術誌に発表】

【福島県からは全員避難してほしいです~独公共TV】(生物学者野原ちよさん)

 

〔環境省~放射線の遺伝子への影響調査を開始 〕(2012年8月31日)

 

〔フクシマ関連~奇形動植物のまとめ〕

http://onodekita.sblo.jp/article/47213885.html

http://onodekita.sblo.jp/article/57510646.html

http://onodekita.sblo.jp/article/59918169.html

http://onodekita.sblo.jp/article/61256110.html

http://onodekita.sblo.jp/article/69845958.html

 

〔主な大量死リスト〕

http://prayforjp.exblog.jp/tags/大量死/

 

【放射線の生物学的効果~下等生物ほど強い放射線耐性】

「DNA含量は、細菌類の場合を1とすると、
ウイルスで0.01~0.1、
カビや酵母菌で10、
虫で20、
哺乳動物で1,000、
植物で5,000~50,000となる。
DNA含量比からみても微生物は放射線に対して
非常に強いことがわかる。
この事を逆に言えば、

下等生物よりも高等生物の方が被ばく感受性が高いことが言える。」

 

***

 

 

参考

 

「米国による封印された原爆報道と残留放射能」〕

(2013年8月13日  ザ・スクープスペシャルーテレビ朝日)

 

 

「原子病」〔謎のX病〕

ジョージ・ウェラー記者

(シカゴ・デイリー・ニュース)

~1945年9月6日、長崎市内へ極秘潜入調査

「(残留)放射線は肉体を貫通(透過)して

血小板を破壊した。」
⇒「(そのため)

患者の多くは内出血が止まらず死んでいった。」

私はその事実を全世界に伝えたかったのだ。

火傷も骨折もなかった健常者が

原爆の残留放射線の長期的影響によって

次々と死んでいった。

症状は皆、似ていて

(正常)白血球の減少

嘔吐、下痢、皮下出血など」

レントゲンを過剰に浴びた時の症状である。

長崎市民を襲ったのは、放射線障害と言えるだろう。

彼らも「原爆の犠牲者」と思われる。

レスリー・グローブ将軍(原爆開発計画責任者)

健康そうな広島の復興作業員[⇒「入市被爆者」]

(正常)白血球が8000から3800に減少した。」

 

 

参考

 

終わりなき被爆との闘い―被爆者と医師の68年―」

(2013年8月6日放送)

 

 

原爆投下から68年。

今、被爆(生存)者の間で「第2の白血病」と呼ばれる病気になり、

亡くなる人が増えている。

原子爆弾が爆発した時放出された放射線によってつけられた、

幾つもの遺伝子の傷。

その一つが、今になって発病に至ったと考えられる。

被爆者の遺伝子には、あの瞬間、

いわば幾つもの「時限爆弾」が埋め込まれ、

それが次々と爆発するように発病していることが、

長年の研究でわかってきた。
原爆投下の年に、見た目は無傷の多くの人の命を奪った急性障害。

急性障害の猛威が去ったあと、被爆者に多発した白血病。

様々な固形がん。そして「第2の白血病」。

被爆者の命を救うため患者に向き合い、病状などを記録し、

メカニズムの解明に取り組んできた広島・長崎の医師たちの日々に密着し、

ようやくわかってきた最新の知見も盛り込みながら、

人々を苦しめ続ける「終わりなき被爆」の実態を明らかにしていく。

 

放射線は人の体を貫通すると、
1000分の1ミリにも満たない傷を残し、がんなどの病気を引き起こすおそれがある。
放射線を放つ原子爆弾が広島と長崎の上空で炸裂してから68年、
そのときについた放射線の傷が原因とみられる骨髄異形成症候群(MDS)が
被爆者を襲っている。
被爆者は原爆投下直後の急性障害や、10年後に猛威を振るった白血病など、
症状に苦しめられてきた。
広島・長崎の医師は研究を続け、
放射線が人の体をむしばむメカニズムが明らかになり、
異常を蓄積させて突然病気としてMDSが現れたことがわかった。

 

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〔染色体の突然変異~「逆位」と「転座」〕

 

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急性白血病を発症させるアミノ酸変異部位と発症機構

 

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急性障害
急性障害は1945年12月末までの症状をさすが、表1のように3期に分けられる。

急性症状では、即死者は崩壊建物下での圧死や、焼死及び全身熱傷による。

大量の放射線を被ばくした者では

全身の脱力感、吐き気、嘔吐等の症状が現れ、

数日の間に発熱、下痢、吐血等による全身衰弱で

10日前後までに死亡した。

病理学的には造血組織や腸の上皮細胞の障害が認められた。
亜急性症状の主なものは、

吐き気、嘔吐、下痢、脱力感、

各種出血、白血球減少、赤血球減少

であった。

特に骨髄、リンパ節、脾臓などの組織が破壊され、

その結果、顆粒球や血小板が減少し、

感染に対する抵抗力の低下および出血症状が現れた。

この時期の死因の多くは『敗血症』であった。

放射線被ばくによる主要な急性障害は、

脱毛、出血、口腔咽頭部病変及び白血球減少であるが、

これらの発生率は被ばく線量の増大とともに顕著となり、

50rad(0.5Gy)での5~10%から、300rad(3Gy)での50~80%まで

直線的に増加した。脱毛は被ばく後8~10週に起こった。
このような放射線障害からの回復は、

被ばくの3~4か月後から始まり、

内臓諸器官の機能回復、脱毛からの発毛、

各種血球の増殖、正常化が起こりはじめた。

 

 

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