<白血病>
「正常・白血球の著しい減少」
⇔「異常(変異)・白血球(血液のガン細胞)
の著しい増加」
白血病&悪性リンパ腫:血液のガン
<癌の種類~病理学的分類>
*AはBより進行が著しく早い。 ⇒BよりAの発症ピークが早い。
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~「霊長類学会大会」で研究結果〕
(2017年7月17日 福島民友)
日本国内の研究者が参加し、
福島市で開かれている
第33回日本霊長類学会大会第2日は
2017年7月16日、
震災被災地のニホンザルの
放射線被ばくによる健康影響や
生態変化に関する研究結果が発表された。
日本獣医生命科学大の羽山伸一氏らでつくる研究グループは、
福島市の野生ニホンザルの被ばく状況を調査した結果を報告。
青森県に生息するサルと比べて
(正常な)「白血球」や「赤血球」の数が少なく、
一つの可能性として放射線の影響が考えられるとした。
東北野生動物保護管理センターの宇野壮春氏は
相双地方に生息するサルの生態変化を報告した。
福島第1原発事故後、
民家脇の柿などを求めて
群れが山から人家近くまで移動したようだが、
群れの頭数が急激に増えたという状況は確認できないとした。
最終日の17日は、
福島市のコラッセふくしまで
人類学関連学会協議会との合同シンポジウムなどが行われる。
(2015年2月7日 福島民友)
福島市の森林地域に住む野生のニホンザルは、
論文は2014年7月、英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版に掲載され、
調査は2012年4月~2013年5月、
血液検査をすると、
更に福島の子ザルへの調査結果を分析すると、
羽山教授らによると、
羽山教授は
①胎芽の血液幹細胞の危険度:新生児の約1000倍
〔Lord1992〕
②妊娠初期の危険度:後期に比べて約5倍
〔Monson1984〕
③核物質は胎児に移行する際:約1.6倍に濃縮
〔Starther2002〕
④内部被ばくの危険性:外部被ばくに比べ約4.5倍
(胎児想定)
〔Fucic2008〕
⑤乳児の放射線危険度:大人の約5.4倍
〔BEIRⅣ〕
ガン死亡リスクが高い(約2倍以上)
また、
女子は
30歳男性と乳児(女性)との比較では、
【福島に生息するサル 青森県下北半島に生息するサルに比べ血球数が少ないと判明】
~科学雑誌「ネイチャー」(2014年7月24日)発表報告
日本の研究者が福島市に生息する野生のニホンザルと、
青森県下北半島に生息するニホンザルを調べた結果、
福島のサルの血球数が下北サルと比較して少ないことがわかった。
-概要-
「福島第一原発から約70kmの地点に生息する61匹のサル」と
「約400 km離れた青森・下北半島に生息している31匹のサル」
を比較。
福島のサルの赤血球,白血球の数、ヘモグロビンの値、
ヘマトクリットの値が、
下北半島のサルに比べ有意に少ないことが判明した。
また、
福島のサルの筋肉中から
78ベクレル/kgから1778ベクレル/kg
の放射性セシウムが検出
されたが、下北のサルのからは検出されなかった。
筋肉中のセシウム濃度が高い若いサルは
白血球数が低い値を示しているが、
年齢の高いサルは必ずしもそうではなかった。
未熟なサルは
放射性物質に対してより脆弱であることを示唆している。
低い血球 数は必ずしもサルの健康が
危険にさらされていることを意味するものではないが、
免疫不全の徴候の可能性はあり、
流行性感染症に
かかりやすくなる可能性がある。
〔福島のヤマメに「貧血」傾向~放射性物質多いほど〕
(北海道新聞 2016年2月11日)
東京電力福島第1原発事故で影響を受けた
家畜や野生動物をテーマにしたシンポジウムが11日、
東京都文京区の東京大で開かれた。
東北大大学院の中嶋正道准教授(水産遺伝育種学)は、
福島県内の河川で採取した魚の調査で、
筋肉中に含まれる放射性物質の量が多いヤマメに
貧血傾向がみられる
と報告した。
*
中嶋氏によると、
福島県浪江町を流れる請戸川など県内の三つの河川で
2012年末~14年にヤマメを採取し、
血液などを調べた結果、
筋肉中のセシウム137の量が多いほど、
「赤血球」1個当たりの「ヘモグロビン」量が減少するなど
貧血傾向にあることが確認
された。
~参考~
(2013年7月29日)
福島の放射線量の高い地域では生物界の異変が確実に起きている
~福島の生態系からの警告~
米国の生物学者、ティモシー・ムソー講演会/衆議院第一議員会館
◆講演:ティモシー・ムソー教授 通訳大村裕子(ピースボート)
◆シンポジウム:<質問へのコメンテーター>
ティモシー・ムソー教授
希望の牧場・ふくしま(浪江町、牧場経営):吉沢正巳
東北大学医学部:岡山博教授
【福島はチェルノの2倍。2011年よりも2012年の方が放射線の影響拡大】
【高線量地域で鳥類と昆虫の数が減少&奇形(チェルノブイリの2倍以上の深刻度)】
【チェルノ事故よりも福島事故の方が生態系への影響が大きい】*日米研究チーム
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1083725645
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1483738454
【福島市内で捕獲されたニホンザルについて、赤血球、白血球の減少が確認】
【福島県二本松市のカエルからセシウム6700Bq/kg検出】
【ガーディアン記事】
東電福島第一原発の40km圏内(飯館村?)の酪農家。
本年初め、主に子馬30頭のうち16頭が原因不明の死。
解剖の結果、セシウム濃度が1kgあたり200ベクレル。基準値の4倍。
【福島原発事故「置き去り牛」に放射性障害?体に白い斑点や死産】
【「白いタヌキ」(色素の減少で体毛が白化した白変種)鳥取の農家で発見】
【「低放射線被ばくで深刻な健康被害」~仏米科学者が学術誌に発表】
【福島県からは全員避難してほしいです~独公共TV】(生物学者野原ちよさん)
〔環境省~放射線の遺伝子への影響調査を開始 〕(2012年8月31日)
〔フクシマ関連~奇形動植物のまとめ〕
http://onodekita.sblo.jp/article/47213885.html
http://onodekita.sblo.jp/article/57510646.html
http://onodekita.sblo.jp/article/59918169.html
http://onodekita.sblo.jp/article/61256110.html
http://onodekita.sblo.jp/article/69845958.html
〔主な大量死リスト〕
http://prayforjp.exblog.jp/tags/大量死/
「DNA含量は、細菌類の場合を1とすると、
ウイルスで0.01~0.1、
カビや酵母菌で10、
虫で20、
哺乳動物で1,000、
植物で5,000~50,000となる。
DNA含量比からみても微生物は放射線に対して
非常に強いことがわかる。
この事を逆に言えば、
下等生物よりも高等生物の方が被ばく感受性が高いことが言える。」
***
~参考~
〔「米国による封印された原爆報道と残留放射能」〕
(2013年8月13日 ザ・スクープスペシャルーテレビ朝日)
「原子病」〔謎のX病〕
ジョージ・ウェラー記者
(シカゴ・デイリー・ニュース)
~1945年9月6日、長崎市内へ極秘潜入調査
「(残留)放射線は肉体を貫通(透過)して
血小板を破壊した。」
⇒「(そのため)
患者の多くは内出血が止まらず死んでいった。」
私はその事実を全世界に伝えたかったのだ。
火傷も骨折もなかった健常者が
原爆の残留放射線の長期的影響によって
次々と死んでいった。
症状は皆、似ていて
「(正常)白血球の減少、
嘔吐、下痢、皮下出血など」
レントゲンを過剰に浴びた時の症状である。
長崎市民を襲ったのは、放射線障害と言えるだろう。
彼らも「原爆の犠牲者」と思われる。
*
レスリー・グローブ将軍(原爆開発計画責任者)
「健康そうな広島の復興作業員[⇒「入市被爆者」]の
(正常)白血球が8000から3800に減少した。」
~参考~
〔終わりなき被爆との闘い―被爆者と医師の68年―」〕
(2013年8月6日放送)
原爆投下から68年。
今、被爆(生存)者の間で「第2の白血病」と呼ばれる病気になり、
亡くなる人が増えている。
原子爆弾が爆発した時放出された放射線によってつけられた、
幾つもの遺伝子の傷。
その一つが、今になって発病に至ったと考えられる。
被爆者の遺伝子には、あの瞬間、
いわば幾つもの「時限爆弾」が埋め込まれ、
それが次々と爆発するように発病していることが、
長年の研究でわかってきた。
原爆投下の年に、見た目は無傷の多くの人の命を奪った急性障害。
急性障害の猛威が去ったあと、被爆者に多発した白血病。
様々な固形がん。そして「第2の白血病」。
被爆者の命を救うため患者に向き合い、病状などを記録し、
メカニズムの解明に取り組んできた広島・長崎の医師たちの日々に密着し、
ようやくわかってきた最新の知見も盛り込みながら、
人々を苦しめ続ける「終わりなき被爆」の実態を明らかにしていく。
<急性障害>
急性障害は1945年12月末までの症状をさすが、表1のように3期に分けられる。
急性症状では、即死者は崩壊建物下での圧死や、焼死及び全身熱傷による。
大量の放射線を被ばくした者では
全身の脱力感、吐き気、嘔吐等の症状が現れ、
数日の間に発熱、下痢、吐血等による全身衰弱で
10日前後までに死亡した。
病理学的には造血組織や腸の上皮細胞の障害が認められた。
亜急性症状の主なものは、
吐き気、嘔吐、下痢、脱力感、
各種出血、白血球減少、赤血球減少
等であった。
特に骨髄、リンパ節、脾臓などの組織が破壊され、
その結果、顆粒球や血小板が減少し、
感染に対する抵抗力の低下および出血症状が現れた。
この時期の死因の多くは『敗血症』であった。
放射線被ばくによる主要な急性障害は、
脱毛、出血、口腔咽頭部病変及び白血球減少であるが、
これらの発生率は被ばく線量の増大とともに顕著となり、
50rad(0.5Gy)での5~10%から、300rad(3Gy)での50~80%まで
直線的に増加した。脱毛は被ばく後8~10週に起こった。
このような放射線障害からの回復は、
被ばくの3~4か月後から始まり、
内臓諸器官の機能回復、脱毛からの発毛、
各種血球の増殖、正常化が起こりはじめた。