〔幾多の破局的⇒巨大噴火により形成された“霧島連山”の生い立ち〕

約52万年前:破局的噴火⇒「小林カルデラ」誕生

約34万年前:破局的噴火⇒「加久藤カルデラ」誕生

*霧島連山の基礎形成期*
約3万年前:破局的噴火⇒「姶良カルデラ」誕生
*桜島はこの後(約2万6000年前)に誕生した火山*
約7,300年前:破局的噴火⇒「鬼界カルデラ」誕生
約4,600年前:(霧島連山)「御池」巨大噴火
約1,500年前:(霧島連山)「新燃岳」巨大噴火

*(霧島連山)「硫黄山」の誕生*

 

~ライブ映像~

 

 

 

 

 

参考

 

 

〔硫黄山、約250年ぶり噴火 ケガ人なし〕
(2018年4月19日  NNN)
宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山の硫黄山が
2018年4月19日、およそ250年ぶりに噴火した。
気象庁は、
噴火警戒レベルを「3」に引き上げ、
火口から2キロメートルの範囲では、
噴石と火砕流に警戒するよう呼びかけている。
気象庁によると
2018年4月19日午後3時39分、
霧島連山の硫黄山が噴火した。
硫黄山が噴火するのは
江戸時代の1768年以来、およそ250年ぶりのこと。
噴煙は、
高さ500メートルまで上がったが、
噴石が警戒範囲を超えて飛ぶことはなく、
ケガ人はなかった。
気象庁は、噴火を受け、
噴火警戒レベルを
「2」から「3」に引き上げた。
気象庁・斎藤誠火山課長
「本日(19日)15時55分に、火口周辺警報を発表し、
レベル2(火口周辺規制)から
レベル3(入山規制)に引き上げました。
今後、注意警戒して監視をしていきたい」
気象庁は、
今回の噴火を、
地下の熱水が蒸発することで起きる「水蒸気噴火」
の可能性が高いと分析していて、
火口から2キロの範囲では、
噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。
 
PS
〔幾多の噴火により形成された霧島山の生い立ち〕
~霧島ジオパーク
霧島山の北側には、
約52万年前に形成された「小林カルデラ」と
約34万年前に形成された「加久藤カルデラ」
があります。
これらの南端にある霧島山の火山活動は、
「加久藤カルデラ」の形成を境に
古期と新期に分けられ、
現在の地表で見られる火山のほとんどは
新規の活動によって作られました。
 
 

 

ライブ映像~

 

 

〔新燃岳、噴煙5千8千メートル 爆発的噴火、噴石警戒〕
(2018年4月5日 共同通信)

 

~参考~
〔霧島連山「新燃岳」/25日、爆発的噴火⇒噴煙の高さ火口から約3200m&初の火砕流800m〕

 

 
 

【FFTV】

〔原子力規制委員会、驚きの巨大噴火リスク無視宣言〕

(2018年3月13日)

 

~参考~
〔霧島連山「新燃岳」/10日、爆発的噴火2回⇒噴煙の高さ(1日~最高の)火口から約4500m〕


 

 

 

〔霧島連山「新燃岳」/警戒範囲を拡大〕

(2018年3月10日 JNN)
 
~参考~
〔霧島連山「新燃岳」/予知連:
「マグマが関与した噴火」⇒今後「マグマ大噴火」の可能性も〕
 

≪火山噴火予知連絡会(2017/10/19)見解≫
霧島連山「新燃岳」(2017/10)噴火:

(桜島等と同じ)

「マグマが関与した噴火」(ブルカノ式)
今後、マグマが更に供給されれば、

更に規模の大きい(プリニー式)
「マグマ噴火」or「マグマ水蒸気噴火」
の可能性。

なお、プリニー式の極に「破局噴火」がある。

~JNN報道特集(2011/2/5)からビデオクリップ~

 

 

 

 

参考

 

 

〔新燃岳は「マグマが関与した噴火」 予知連〕

(2017年10月19日 NNN)

鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の新燃岳の噴火を受け、

臨時の火山噴火予知連絡会が鹿児島で開かれ、

「マグマが関与した噴火」という見解を示した。

今後、マグマが供給されれば

大きな噴火が起きる恐れもあるとしている。

臨時の火山噴火予知連絡会は、

約6年ぶりに噴火した新燃岳の活動状況について

話し合うため開かれた。

今回の噴火で採取された火山灰に

マグマに由来する粒子が含まれていた

ことから、

「マグマが関与した噴火である」という見解が示された。

火山噴火予知連絡会・石原和弘会長

「マグマが今回の噴火に関与した。

新燃岳の北西部の地下でたまったマグマ、

あるいは噴出物を押し出すような形で

噴火したことは間違いない」
現在も地下にはマグマが蓄積されていると考えられ、

火口直下にマグマが供給されれば

規模の大きな噴火が起きる恐れがあるという。

噴火警戒レベルは3が継続されていて、

気象庁は火口から約3キロでは、

大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼び掛けている。

 

~参考~

〔鹿児島と宮崎の県境・霧島連山「新燃岳」

再噴火後、火山ガス放出量が急増(13日の約10倍)

 

~ライブ配信/「新燃岳」今の様子(宮崎・都城市方面~撮影)~

 

〔新燃岳:火山ガス放出量が急増 続く入山規制〕

(2017年10月16日 毎日新聞)

 

参考
〔鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山「新燃岳」再噴火、
噴煙の高さ2300メートル(12日を超)〕
 

〔霧島連山:新燃岳が再噴火 噴煙2300m〕
(2017年10月14日 毎日新聞)

 

参考
〔(「桜島」と連動)鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山「新燃岳」、
噴煙の高さ2000メートルに〕
 

〔鹿児島と宮崎にまたがる霧島連山「新燃岳」、

噴煙の高さ2000メートルに
(TBS/JNN、NHK等 2017年10月12日)

 

~ライブ配信/「桜島」今の様子~

 

火口縁上1600メートルに達する〕
(2017年10月6日 西日本新聞)

 

 

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〔FFTV【院内集会】

<講演会&質疑応答>

〔川内原発の火山リスクと再稼働審査〕

講師:井村隆介氏(鹿児島大准教授:火山地質学)

(フクロウ・FoEチャンネル 2014年4月17日)

 

〔FFTV<特集>

原発の火山規制・パブコメのポイント

(フクロウ・FoEチャンネル 2017年10月5日)

 

〔FFTV<特集>

続報/原発の火山灰影響評価~許可済み原発は違反状態

(フクロウ・FoEチャンネル 2017年7月20日)

〔FFTV<特集>

原発の火山灰影響評価~使えない「基準」変えないの?

(フクロウ・FoEチャンネル 2017年7月4日)

〔FFTV<緊急特集>

桜島噴火の兆候で川内原発は大丈夫か?

(フクロウ・FoEチャンネル 2015年8月18日)

 

  〔鹿児島「桜島」の大噴火の歴史〕

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桜島

約26,000年前に誕生し、

現在までに大規模な噴火を17回も繰り返しています。

その中で最大の噴火は、

今から約13,000年前の大噴火です。

このときの噴火では、

鹿児島市内で1m以上、

鹿児島県内のほとんどで10cm以上の火山灰が積もりました。

桜島の活動は、大きく2つの時期に分かれています。

誕生から約5,000年前までが「北岳」の活動

4,500年前から現在までが「南岳」の活動

です。

北岳と南岳という2つの火山が

南北に連なっているため

桜島は横長に見えるのです。

 

史料として記録が残っている大噴火には、

平宝字噴火(奈良時代:764年)、

文明噴火(戦国時代:1471年)、

安永噴火(江戸時代:1779年)、

大正噴火(大正時代:1914年)

があります。

この他にも

昭和噴火(1946年)

がありますが、

溶岩が流れるだけで爆発的な噴火がなかったので、

大噴火には含まれていません。

これらの大噴火には、おもしろい特徴があります。

「山の頂上」ではなく、

「中腹で噴火」していることです。

また、

その火口は

山頂を挟んで「対称に2ヶ所で噴火」

しています。

これは、地下のマグマが割れ目をつくりながら

板状に上昇したためだと考えられます。

 

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桜島が誕生する前、鹿児島湾には巨大な穴があいていました。

この穴は姶良カルデラと呼ばれ、

約29,000年前の超巨大噴火によってできたものです。

このとき、地下にあった大量のマグマが噴出し、

火砕流となって南九州全域を埋めつくし、

その厚さは数十メートルにもなりました。

こうして出来たのがシラス台地です。

シラス台地をつくった

姶良カルデラの超巨大噴火

の後(今から約26,000年前)、

カルデラの南部で新たな噴火

がはじまりました。

これが桜島誕生の瞬間です。

このように、桜島

姶良カルデラの一部に生まれた

カルデラの「こども」のような火山です。

 

 

     ~20世紀中、国内最大規模の大噴火~

〔.桜島「大正3年・大噴火」 1914年1月12日を忘れない!!動画

(「桜島大正噴火100周年」実行委員会制作) 〕

 

 

 

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~それぞれ、山頂を挟んで「対称に2ヶ所で噴火」~

 

   青:文明噴火(戦国時代:1471年)溶岩

   緑:安永噴火(江戸時代:1779年)溶岩

   赤:大正噴火(大正時代:1914年)溶岩(⇒陸続)

 

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〔桜島 京大教授「落ち着いた後に噴火多い」〕

(NNN  2015年8月18日)

 

〔桜島 火山性地震減るも山体の膨張続く〕

(NNN  2015年8月17日)

 

〔桜島 1986年と同規模の噴火恐れも〕

(NNN 2015年8月16日)

 

 〔(全録)桜島の噴火警戒レベル4に引き上げ 気象庁が会見〕

(FNN 2015年8月15日)

 

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