~消費者庁・
加工食品品質表示基準改正(原料原産地表示等)に関するQ&A~

 


II 義務表示対象品目
(22の加工食品群の分類について)
(品目-1)


平成16年9月に原料原産地表示の対象とされた加工食品は
どのようなものですか。


1義務表示対象品目の選定に当たっては、
①原産地に由来する原料の品質の差異が、
加工食品としての品質に大きく反映されると
一般に認識されている品目のうち、
②製品の原材料のうち、
単一の農畜水産物の重量の割合が
50%以上である商品であることを
要件として検討を行いました。

2具体的には、生鮮食品に近いと認識されていることを目安として、
20の加工食品群が義務表示対象として
横断的に網羅されることになりました。
これらの加工食品の原材料のうち、
重量の割合が50%以上を占める原材料(主な原材料)について、
その原産地を表示することが義務づけられました。

3義務表示対象品目である20の加工食品群は以下のとおりです。
1~8が農産物を、
9~13が畜産物を、
14~19が水産物を加工したものであり、
20は生鮮食品である農畜水産物を混合したものです。

4また、
1、14は生鮮食品を乾燥させたもの、
2、15は生鮮食品を塩蔵したもの、
9、16は生鮮食品を調味したもの、
3、10、17は生鮮食品をゆでたり蒸したりしたもの、
11、18は生鮮食品の表面をあぶったもの、
12、19は生鮮食品にフライ種として衣をつけたもの、
4、13、20は生鮮食品を異種混合したもの、
として分類しています。


(品目-2)


平成19年10月に原料原産地表示の対象とされた加工食品は
どのようなものですか。


加工食品品質表示基準別表2の5に「緑茶飲料」を、
7に「あげ落花生」を追加。


(品目-3)


平成23年3月に原料原産地表示の対象とされた加工食品は
どのようなものですか。


《加工食品品質表示基準別表2(抜粋)(平成23年3月31日改正) 》


乾燥きのこ類、乾燥野菜及び乾燥果実
(フレーク状又は粉末状にしたものを除く。)

塩蔵したきのこ類、塩蔵野菜及び塩蔵果実
(農産物漬物品質表示基準
(平成12年12月28日農林水産省告示第1747号)
第2条に規定する農産物漬物を除く。)

ゆで、又は蒸したきのこ類、野菜及び豆類並びにあん
(缶詰、瓶詰及びレトルトパウチ食品に該当するものを除く。)

異種混合したカット野菜、異種混合したカット果実
その他野菜、果実及びきのこ類を異種混合したもの
(切断せずに詰め合わせたものを除く。)

緑茶及び緑茶飲料

もち

いりさや落花生、いり落花生、あげ落花生及びいり豆類

黒糖及び黒糖加工品

こんにゃく
10
調味した食肉(加熱調理したものを除く。)
11
ゆで、又は蒸した食肉及び食用鳥卵
(缶詰、瓶詰及びレトルトパウチ食品に該当するものを除く。)
12
表面をあぶった食肉
13
フライ種として衣をつけた食肉
(加熱調理したもの及び調理冷凍食品に該当するものを除く。)
14
合挽肉その他異種混合した食肉
(肉塊又は挽肉を容器に詰め、成形したものを含む。)
15
素干魚介類、塩干魚介類、煮干魚介類及びこんぶ、
干のり、焼きのりその他干した
海藻類(細切若しくは細刻したもの又は粉末状にしたものを除く。)
16
塩蔵魚介類及び塩蔵海藻類
17
調味した魚介類及び海藻類
(加熱調理したもの並びに缶詰、
瓶詰及びレトルトパウチ食品に該当するものを除く。)
18
こんぶ巻
19
ゆで、又は蒸した魚介類及び海藻類
(缶詰、瓶詰及びレトルトパウチ食品に該当するものを除く。)
20
表面をあぶった魚介類
21
フライ種として衣をつけた魚介類
(加熱調理したもの及び調理冷凍食品に該当するものを除く。)
22
4又は14に掲げるもののほか、
生鮮食品を異種混合したもの(切断せずに詰め合わせたものを除く。)




>これら22の加工食品の原材料のうち、
重量の割合が50%以上を占める原材料(主な原材料)について、
その原産地を表示することが義務づけられました。

つまり、
西日本産(表示)の特に22の加工食品群の50%未満成分は
東日本産の混入可能性が十分考えるということ。

もちろん、これら22の加工食品群以外の加工食品に
関しては、西日本産(表示)といえども、
50%以上成分の東日本産の混入可能性が十分考えるということ。

特に、西日本方面の加工業者と東日本の加工業者が
水面下で何らかの協力協定を結んでいたり、
当該加工業者が(西日本&東日本)全国に工場を
有していたら、
尚更、その可能性が飛躍的に高まるということ。

つまり、特に西日本方面の方や、
東日本方面の産地を意識して西日本方面の
産地の加工品を意識的に選別している方さえ、
内部被曝を想定外に増幅させている
可能性が非常に高いと言えるのでは?
       

 

 

〔2012年5月4日 米ニューヨーク報告〕
中山憲医師(コロンビア大学):

 

 

 

「私たちは、新しい基準でも緩すぎると思っている。
循環する食品の50%が汚染されているからである。」
(⇒程度差はあれ、国内流通食品の50%が汚染)

「1日10Bq/kg食品を食べ続けたら
600日で1,400ベクレルが体内に残留。
1,400ベクレル体内に残留すると
半数の人が心電図に異常が出る」

 

 

 

 

 
参考
〔2016~2013 各年度/ 東日本「セシウム汚染食品」ランキング〕
数字は1キログラム当たりの値。
 
 
1.総合部門
  1位 福島県相馬市産  イノシシ   30,000ベクレル
  2位 福島県田村市産  イノシシ   13,000ベクレル
  3位 福島県南相馬市産 イノシシ   10,000ベクレル
  4位 宮城県村田町産  イノシシ    3,800ベクレル
  5位 福島県相馬市産  イノシシ    3,100ベクレル
  6位 福島県二本松市産 イノシシ    2,500ベクレル
  7位 栃木県産     コシアブラ   2,200ベクレル(流通品)
  8位 群馬県産     ムラサキシメジ 2,000ベクレル(流通品)
  9位 福島県伊達市産  イノシシ    1,900ベクレル
 10位 福島県国見町産  イノシシ    1,200ベクレル
 
2.一般食品部門
  1位 栃木県産       コシアブラ   2,200ベクレル(流通品)
  2位 群馬県産       ムラサキシメジ 2,000ベクレル(流通品)
  3位 山梨県富士吉田市産  ショウゲンジ   970ベクレル
  4位 山梨県富士河口湖町産 ショウゲンジ   850ベクレル
  5位 宮城県栗原市産    コシアブラ    720ベクレル
  6位 宮城県大崎市産    コシアブラ    720ベクレル
  7位 宮城県気仙沼市産   コシアブラ    570ベクレル
  8位 茨城県内で流通    コシアブラ    520ベクレル(流通品)
  9位 長野県軽井沢町産   タラノメ     420ベクレル
 10位 産地不詳産      ハツタケ     400ベクレル(流通品)
 
3.流通品部門
  1位 栃木県産    コシアブラ   2,200ベクレル
  2位 群馬県産    ムラサキシメジ 2,000ベクレル
  3位 茨城県内で流通 コシアブラ    520ベクレル
  4位 産地不詳産   ハツタケ     400ベクレル
  5位 山形県産    コシアブラ    260ベクレル
  6位 福島県内で流通 ハツタケ     250ベクレル
  7位 宮城県産    アカヤマドリ   220ベクレル
  8位 山形県産    コシアブラ    170ベクレル
  9位 宮城県産    乾燥わらび    120ベクレル
 10位 岩手県産    サクラシメジ   105ベクレル
 
3.牛肉部門
  1位 宮城県栗原市産  簡易検査 54ベクレル
  2位 福島県二本松市産 精密検査 51ベクレル
  3位 岩手県奥州市産  簡易検査 49ベクレル
  4位 岩手県盛岡市産  簡易検査 37ベクレル
  5位 宮城県登米市産  簡易検査 34ベクレル
  6位 宮城県石巻市産  簡易検査 31ベクレル
  7位 岩手県一関市産  簡易検査 29ベクレル
  8位 宮城県登米市産  簡易検査 28ベクレル
  9位 宮城県登米市産  簡易検査 28ベクレル
 10位 宮城県登米市産  簡易検査 27ベクレル
 
 
1.総合部門
  1位 福島県南相馬市産 30,000ベクレル
  2位 福島県富岡町産  15,000ベクレル
  3位 福島県葛尾村産  10,000ベクレル
  4位 福島県富岡町産   3,800ベクレル
  5位 福島県田村市産   3,400ベクレル
  6位 福島県葛尾村産   3,400ベクレル
  7位 福島県須賀川市産  1,700ベクレル
  8位 福島県国見町産   1,700ベクレル
  9位 福島県二本松市産  1,600ベクレル
 10位 福島県本宮市産   1,500ベクレル
 
2.一般食品部門
  1位 長野県佐久市産   チャナメツムタケ 910ベクレル
  2位 茨城県内で流通   サクラシメジ   720ベクレル
  3位 宮城県大崎市産   ワラビ      690ベクレル
  4位 長野県軽井沢町産  コシアブラ    680ベクレル
  5位 長野県佐久市産   チャナメツムタケ 670ベクレル
  6位 長野県軽井沢町産  ゼンマイ     590ベクレル
  7位 山梨県鳴沢村産   ショウゲンジ   590ベクレル
  8位 群馬県内で流通   クリタケ     570ベクレル
  9位 山梨県富士吉田市産 ショウゲンジ   560ベクレル
 10位 長野県軽井沢町産  チャナメツムタケ 560ベクレル
 
3.流通品部門
  1位 茨城県内で流通 サクラシメジ  720ベクレル
  2位 群馬県内で流通 クリタケ    570ベクレル
  3位 栃木県産    チチタケ    450ベクレル
 4位 群馬県産    サクラシメジ  420ベクレル
 5位 群馬県産    フウセンタケ  240ベクレル
 6位 千葉県産    きのこ粉末   190ベクレル
 7位 群馬県産    シシタケ    180ベクレル
 8位 岩手県産    コウタケ    170ベクレル
 9位 栃木県産    クロカワ    130ベクレル

 10位 岩手県産    干しシイタケ  120ベクレル
 
4.牛肉部門
  1位 福島県矢吹町産 45ベクレル
  2位 宮城県登米市産 38ベクレル
  3位 宮城県登米市産 33ベクレル
  4位 宮城県登米市産 32ベクレル
  5位 宮城県大崎市産 32ベクレル
  6位 岩手県一関市産 32ベクレル
  7位 宮城県登米市産 32ベクレル
  8位 宮城県栗原市産 31ベクレル
  9位 岩手県盛岡市産 31ベクレル

 10位 宮城県登米市産 31ベクレル
 
 
1.総合部門
1位 福島県葛尾村  イノシシ 5000ベクレル
2位 福島県二本松市 イノシシ 4700ベクレル
3位 福島県富岡町  イノシシ 4000ベクレル
4位 福島県二本松市 イノシシ 3400ベクレル
5位 福島県南相馬市 イノシシ 2400ベクレル
6位 福島県田村市  イノシシ 2200ベクレル
7位 福島県飯舘村  イノシシ 1900ベクレル
8位 長野県佐久市  チャナメツムタケ 1500ベクレル
9位 福島県川俣町  イノシシ 1400ベクレル
10位 福島県須賀川市 イノシシ 1300ベクレル
 
2.農水産物部門
1位 福島県伊達市 イワナ 740ベクレル
2位 福島県新地町 タイ 510ベクレル
3位 福島県富岡町 シロメバル 500ベクレル
4位 福島県楢葉町 スズキ 470ベクレル
5位 福島県伊達市 ヤマメ 460ベクレル
6位 福島県いわき市 タイ 380ベクレル
7位 福島県伊達市 ヤマメ 350ベクレル
8位 福島県伊達市 干し柿 320ベクレル
9位 福島県いわき市 カレイ 310ベクレル
10位 群馬県中之条町 イワナ 260ベクレル
 
3.流通品門
1位 栃木県産 コシアブラ 400ベクレル
2位 栃木県産 タラノメ 190ベクレル
3位 茨城県産 シイタケ 140ベクレル
4位 群馬県産 シイタケ加工品 140ベクレル
5位 茨城県産 シイタケ 130ベクレル
6位 新潟県産 コシアブラ 130ベクレル
7位 茨城県産 シイタケ 120ベクレル
8位 茨城県内で流通 チチタケ 110ベクレル
9位 宮城県産 タケノコ 95ベクレル
10位 宮城県産 ブナハリタケ 94ベクレル
  ・
13位 福島県産 マイタケ加工品 90ベクレル
 
4.牛肉部門
1位 福島県小野町産 83 ベクレル
2位 宮城県蔵王町産 67 ベクレル
3位 宮城県大崎市産 47 ベクレル
4位 福島県郡山市産 46 ベクレル
5位 福島県会津坂下町産 46 ベクレル
6位 宮城県登米市産 46 ベクレル
7位 福島県田村市産 41 ベクレル
8位 宮城県蔵王町産 41 ベクレル
9位 宮城県登米市産 36 ベクレル
10位 宮城県栗原市産 36 ベクレル
 
1.総合部門
 1位 福島県(南相馬市)産 イノシシ     61、000ベクレル
 2位 福島県(田村市)産  コシアブラ    12、000ベクレル
 3位 福島県(楢葉町)産  ゼンマイ      4、500ベクレル
 4位 長野県(佐久市)産  チャナメツムタケ  2、900ベクレル
 5位 福島県(広野町)産  アイナメ      1、700ベクレル
 5位 宮城県(栗原市)産  灰色シメジ     1、700ベクレル
 7位 福島県(葛尾村)産  タラノメ      1、400ベクレル
 8位 茨城県(日立市沖)産 スズキ       1、000ベクレル
 8位 栃木県(日光市)産  シカ        1、000ベクレル

10位 福島県(広野町)産  クロソイ        960ベクレル
 
2.流通品門
 1位 群馬県産 ナメコ    590ベクレル
 2位 千葉県産 乾し椎茸   370ベクレル
 3位 栃木県産 ワラビ    300ベクレル
 4位 青森県産 サクラシメジ 150ベクレル
 5位 茨城県産 シイタケ   114ベクレル
 6位 宮城県産 シイタケ   113ベクレル
 
3.牛肉部門
 1位 山形県尾花沢市産 簡易検査 86ベクレル
 2位 栃木県那須町産  精密検査 85ベクレル
 3位 群馬県産     精密検査 80ベクレル
 4位 栃木県産     精密検査 71ベクレル
 5位 栃木県産     精密検査 70ベクレル
 6位 山形県酒田市産  簡易検査 65ベクレル