〔まだ夏だょ...キノコも秋と『勘違い』 福島・水林自然林で発生〕
(福島民友 2017年8月19日)
ぐずついた天気が続く中、
福島市荒井の水林自然林では、
早くもキノコが発生し始めている。
特に目に付くのが、
広葉樹の根元や枯れ木に生えるナラタケモドキ。
同林管理事務所の高橋勝美さん(75)によると、
例年は9月上旬ごろから生え出すが、
長雨の影響か
今年は、あちらこちらで大量に見られるという。
ナラタケモドキは、食用キノコだが、
高橋さんは
「同林には毒キノコもたくさんあるので、
採らずに写真に撮って楽しんで」と話している。
✴✴✴
〔生物時計の振動発生に関わるタンパク質の構造を解明〕
(2004年5月31日)
生物の睡眠や行動の周期に影響を与える。
哺乳類では脳の視交叉上核によるとみなされている。
よく知られた生物時計に概日リズムがある。
~生命時計の仕組み~
生物時計の機能は、
その内部で生成されるタンパク質が
細胞内の化学反応の一つ一つはせいぜい数分程度で終了する。
この振り子の役割を担うタンパク質は
このタンパク質が増えると
タンパク質を作る時計遺伝子の働きを抑制する。
すなわち、
タンパク質が細胞内に増加してくれば
タンパク質が減少する方向に反応が進み、
タンパク質が減少すると
タンパク質は増える方向に反応する。
これを「負のフィードバック機構」という。
この働きにより、
生物は細胞内のタンパク質が
時計の役割を果たしている。
この生命時計のメカニズムは
カビからヒトまで真核生物に共通したものである。
〔DNAへのダメージが変異に導く
~特に放射線(γ線)を含む電磁波による影響〕
DNAは、化学物質と自然放射線から常に攻撃を受けています。 フリーラジカルは、人間の細胞の正常な新陳代謝の副産物 (一般的日常生活において不可避の事象)です。 明るい粒子が見えます。 時として、DNAと反応し、化学変化を起こします。 放射線もDNAに影響を及ぼします。 例えば、太陽の紫外線は、 皮膚のDNAに有害な化学変化を引き起こします。 この変化によりDNAによじれが生じ、 (複製段階において) 遺伝子が正しく読み取られることを妨げたり、 (複製の結果生成される)蛋白質[*生命体の最も原始的基盤] の種類を変更する欠落が生じたりします。 耐え間ない生物化学的な修復作業のおかげで (変異⇒転写⇒翻訳⇒複製)影響が現れる前に、 ほとんどの突然変異は修復されます。 しかし、稀に変異が蓄積され、ガンなどの病気を引き起こします。 |
---|
[転写⇒翻訳⇒複製[「蛋白質」生成]の基本的生体メカニズム]
もちろん、
今夏の(梅雨の時期に準じた)長引く雨期に伴い、
冷温傾向の異常気象も
一定の寄与の考えられるとしても、
近年の東日本を中心とした
イノシシ、クマ、サル等の野生動物の
異常行動の急増の点も
加味すると、
初期被曝はもとより、事後の慢性被曝に伴い、
今回のキノコ類も含め、
特に、汚染地の動植物等の諸々の生命体の
「体内時計」に大きな狂いが生じてきている
可能性も十分考えうるのではないでしょうか?
特に、キノコ類は生体濃縮の点で、
あらゆる生命体の中でも突出しているわけですし。
PS
Nuclear Free Now 脱原発世界会議2
アレクセイ・ヤブロコフ博士「チェルノブイリの教訓」
(2012年12月15日~16日 東商ホール、日比谷公園)
ガン発生率は、汚染が高くなるにしたがい明確に高くなります。
5年あるいは数年すると、
ここ日本においても同様のことが起こります。
様々な疾患・障害が
チェルノブイリの放射線被曝により起こりました。
これは福島の放射線被曝でも起こりうることです。
・血液・循環器系の疾患
・内分泌系の疾患
・免疫系疾患
・呼吸器系疾患
・泌尿生殖路と生殖障害
・骨格系、骨減少症や骨粗しょう症
・中枢神経系の障害(前頭・側頭・後頭・頭頂葉の変化)★★★
低い線量であっても
チェルノブイリの放射線が頭脳を破壊した
~(放射能汚染含む)
大規模環境汚染[公害]における
健康被害の具体例とメカニズム~
〔【FFTV192】
「東京・日の出町ゴミ処分場問題を振り返って
~福島第一原発事故に伴う
放射能とごみ問題を考える」 〕
ゲスト:
中西四七生氏(たまあじさいの会)、大沢ゆたか氏(立川市議)
(FukurouFoeTV 2017年1月10日)
(未来のいのちを奪うごみ処分場はいらない! 日の出の森・支える会)
(2016年9月25日)
日の出の森・支える会は
「日の出の森を廃棄物から守る運動を支える一万人委員会」として
1994年に発足しました。今年(2016年時点)で22年目になります。
略
日の出処分場に関するかぎり、
事態はほとんど改善されていないどころか、
ますます深刻になっています。
東京たま広域資源循環組合は、
相変わらず住民運動を敵視し処分場の見学すら認めず、
情報公開も果たしていません。
そして、
ごみから有害物質が漏れ出していた谷戸沢処分場は埋め立てられ、
市民がトラスト運動で守っていた土地は、
東京都から強制収用され、二ツ塚処分場へごみを持ち込み、
埋め立てが開始されてしまいました。
その後、
二ツ塚処分場の埋め立てが始まると、
瞬く間に広い面積が埋まっていくので、
処分場内に三多摩420万人分のごみの焼却灰をセメント化する、
「エコセメント工場」が建設されました。
2003年にエコセメント工場近隣在住の住民が
「エコセメント工場の建設差し止め」を求めて裁判を起こしましたが、
2013年に亘る審理の末、
2016年2月、最高裁への上告棄却を申し渡されました。
そのエコセメント工場周辺では、
排ガスに混じって拡散する化学物質や、
3・11以降は放射能も検出され、
環境を汚染し続け、
地域住民が健康被害を被っています。
|
---|
(「たまあじさいの会」日の出処分場の問題に取り組む市民のグループ)
|
---|
町は住民側の調査を相手にしなかったが、
保健所や厚生省のデータからも
確実に健康被害が進行していることが読み取れる。
夜間、処分場から焼却灰を含む冷気が 南西直下の沢沿い地域に停滞し、
がん死の多発が住民調査で明らかになった。
|
---|
標準化死亡比(SMR)とは?
がん死亡率は年齢構成の影響を受ける。 そこで地域のがん死亡率を比較するために統計処理した数値。
日の出町は 処分場会場当初はがん死の低い地域であった。
しかし
その後、がん死率は徐々に高くなり、
14、5年後は
ついに全国の平均を上回ってしまった。
|
---|
近年、
焼却炉や産廃処理施設の周辺で
男子の出生率の低下が顕著になっている
ことが、全国的な調査で明らかになった。
日の出町に見られる
男子出生率の低下は、
これらの地域より
さらに際立っている。
|
---|
(福島民友 2017年8月12日)
何個もの実が連なるような珍しい形の水ナスが収穫され、
話題になっている。
畑の作物は男性が妻(68)と2人で栽培しており、
7日に発見したという。
男性は「母の代から70年以上作物を育てているが初めて見る」
と話し、妻は「少し不気味だがチョウのようにも見える」
とナスを見つめた。
〔福島・二本松市で不思議なヤマユリ咲く~花が増え、つぼみ103個〕
(福島民友 2016年7月28日)
二本松市五月町の個人庭園「さつき山公園」
(大内長安(ながやす)園主)の
山野草コーナー入り口に自生する
ヤマユリにたくさんの花が付き、
大内園主は「突然変異なのだろうか」と首をかしげている。
大内園主によると、
23日に一つの花を咲かせたが、
その後どんどん花が増え、つぼみを数えると103個あった。
まだつぼみは残っており、
大内園主は「まだ増えるかもしれない」と
期待を膨らませている。
同公園は
大内園主が福島市の花見山公園を目指して
2007(平成19)年から整備しており、
約1万株の山ツツジや約8000株の芝桜が有名。
略
〔除染対象の8県102市町村公表 費用は原則国が負担〕
(朝日新聞 2011年12月19日)
東京電力福島第一原発の事故による放射能汚染で、
環境省は19日、
東北・関東地方の8県の102市町村を
国から除染の財政支援が受けられる
「汚染状況重点調査地域」に指定した。
放射線量が毎時0.23マイクロシーベルト以上で
事故による追加被曝線量が
年間1ミリシーベルトを超える区域があることが条件。
同省が事前に市町村に指定を受けるかどうか尋ねていた。
指定されるのは
岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉県
の市町村。
2012年1月に本格施行される
放射性物質汚染対処特別措置法によって、
市町村が地表から1メートルのところで
0.23マイクロシーベルト以上になる区域を選んで
除染計画を立てる。
すでに除染を始めている場合も対象。
線量の測定や除染に直接関係する費用は原則、国が負担する。
ただし、指定条件にあたる区域があるのに、
「市町村全域で線量が高いと誤解されかねない」
などとして指定を受けていない市町村があるという。
一方、局所的に周囲より線量が高い
「ホットスポット」だけの除染は対象外だ。
略
また、福島第一原発から20キロ圏内の警戒区域や、
線量が年間20ミリシーベルトを超える計画的避難区域の
11市町村を国が直接除染する「除染特別地域」に指定した。
■汚染状況重点調査地域
【福島県】
福島市★、郡山市、いわき市、白河市、須賀川市、相馬市★、
二本松市★、伊達市、
本宮市、桑折町、国見町、大玉村、鏡石町、天栄村、
会津坂下町、湯川村、
三島町、昭和村、会津美里町、西郷村、泉崎村、中島村、
矢吹町、棚倉町、
矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、
浅川町、古殿町、三春町、
小野町、広野町、新地町。
*田村市、南相馬市、川俣町、川内村は
警戒区域や計画的避難区域もあるが、
そうした区域以外の地域 。
■除染特別地域
【福島県】
楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村。
*田村市、南相馬市、川俣町、川内村で
警戒区域又は計画的避難区域である地域 。
「DNA含量は、細菌類の場合を1とすると、
ウイルスで0.01~0.1、
カビや酵母菌で10、
虫で20、
哺乳動物で1,000、
植物で5,000~50,000となる。
DNA含量比からみても微生物は放射線に対して
非常に強いことがわかる。
この事を逆に言えば、
下等生物よりも高等生物の方が被ばく感受性が高いことが言える。」
***
~参考~
〔「米国による封印された原爆報道と残留放射能」〕
(2013年8月13日 ザ・スクープスペシャルーテレビ朝日)
「原子病」〔謎のX病〕
ジョージ・ウェラー記者
(シカゴ・デイリー・ニュース)
~1945年9月6日、長崎市内へ極秘潜入調査
「(残留)放射線は肉体を貫通(透過)して
血小板を破壊した。」
⇒「(そのため)
患者の多くは内出血が止まらず死んでいった。」
私はその事実を全世界に伝えたかったのだ。
火傷も骨折もなかった健常者が
原爆の残留放射線の長期的影響によって
次々と死んでいった。
症状は皆、似ていて
「(正常)白血球の減少、
嘔吐、下痢、皮下出血など」
レントゲンを過剰に浴びた時の症状である。
長崎市民を襲ったのは、放射線障害と言えるだろう。
彼らも「原爆の犠牲者」と思われる。
*
レスリー・グローブ将軍(原爆開発計画責任者)
「健康そうな広島の復興作業員[⇒「入市被爆者」]の
(正常)白血球が8000から3800に減少した。」
~参考~
〔終わりなき被爆との闘い―被爆者と医師の68年―」〕
(2013年8月6日放送)
原爆投下から68年。
今、被爆(生存)者の間で「第2の白血病」と呼ばれる病気になり、
亡くなる人が増えている。
原子爆弾が爆発した時放出された放射線によってつけられた、
幾つもの遺伝子の傷。
その一つが、今になって発病に至ったと考えられる。
被爆者の遺伝子には、あの瞬間、
いわば幾つもの「時限爆弾」が埋め込まれ、
それが次々と爆発するように発病していることが、
長年の研究でわかってきた。
原爆投下の年に、見た目は無傷の多くの人の命を奪った急性障害。
急性障害の猛威が去ったあと、被爆者に多発した白血病。
様々な固形がん。そして「第2の白血病」。
被爆者の命を救うため患者に向き合い、病状などを記録し、
メカニズムの解明に取り組んできた広島・長崎の医師たちの日々に密着し、
ようやくわかってきた最新の知見も盛り込みながら、
人々を苦しめ続ける「終わりなき被爆」の実態を明らかにしていく。