2024.3.25 Mon
月齢:14.74
満月、十六夜、既望
天秤座の満月🌕
第十一侯
桜始開(さくらはじめてひらく)
赤木明登+堀畑裕之刊行
『工藝とは何か』
発行:有限会社ぬりもの/拙考編集室
発売:株式会社泰文館
https://www.sekkousm.com/
読了したのは先週のこと
余白の美
製本された糸綴じの美
180度開閉ページ
紙質
字体
デザイン
ひとつに結ばれて
静謐さが漂う佇まい
堀畑さんの言われるポエジーというものが
あらわれているのだろうなあとも感ずる一冊
物作りの端っちよに
ちょこんといるわたしにとって
ぐんっと迫ってくる対談書籍でありながら
深い読み物
幾重にも織り重なる層
各々が体感された独自の哲学
その源は統一的
生きるヒントを頂くような
ゴールでなく入口を感ずるとでも言いましょうか
内外
潤い
白磁
縄文
様々に
万物流転
どれだけ自然界の営みを感じることができるのか、、、
問ふ
感想は
私が言語化するにはおこがましいかなあとも、、、
ただ
対談を読み終えて
皆様のお言葉に
なるほど、なるほどと
頷いていたのですが、
特に
工藝店主の荒谷氏がおっしゃっていたことが、
私にはしっくりくるなあと
工藝に共通しているのは
身体を使ってものをつくるということ
深いところから生まれたものには、
その人がどの道を歩んでいようと
人の心を動かすものができるんじゃないか
無意識の深いところ
進む方向さえ間違っていなければ、辿りつくところは同じ
道はどの道でもいいんじやないか
とおっしゃっていた
進む方向さえ間違わなければ
というのはいささか ん?と思うところ
間違いというのは何なのだろうか、、。
˚✧₊⁎⁺˳✧༚˚✧₊⁎⁺˳✧༚
赤木明登氏と堀畑裕之氏が
多才なゲストと繰り広げる対話
非常に読み応えがありました。
赤木氏がおっしゃる
自然は、人間の認識を超えている。
言葉では語ることのできない未知の領域を目指すのが工藝である。
と工藝の藝を
芸でなく藝を用いる理由
輪島という大変な状況下の中ではあるけれど
しっかりと歩んでおられる姿に心が震える次第です🤲
「手のひらの旅 12. 祈りのかたち」能登・金沢篇
matohuの服に能登の海辺の小石の乾漆ボタンや、
本朱赤のボタンが光り輝く✨
輪島塗りと服飾デザインの幸福な出会いです!
いままでにない世界が生まれています。
ぜひじっくり最後までご覧ください。
matohu堀畑裕之氏の言の葉より
4/11一.13
matohuさんの展示会