いよいよ拝殿です。







細かな彫刻がなされています。

社伝によれば、神武天皇の孫である健磐龍命が、阿蘇に下向した際この地で休憩し、眺めがとても良い場所であると、幣帛を立て天神地祇を祀ったという。
また、国龍命は日向から石製の乾珠(火の玉)と満珠(水の玉)を持参しており、水の玉により清水を確保し田畑を開いたと伝えられます。

天児屋命は祝詞や言霊、出世の神ともされ、この「日の宮」の初代神官とも言われます。

この神は天孫降臨や天の岩戸開きの時に祝詞を奏上する重要な神として登場し、
おもに祝詞・言霊を司っています。
大祓祝詞は天児屋根命によって生みだされたものとされています。

この地では、その末裔が幣立神宮の宮司を務めている春木家だと言われ
境内左奥を下ったところに天児屋根命と共に祀られた春木家の歴代神官の霊碑があり
今の宮司さんは137代目だそうです。

何度か出てきた天児屋命ですが、別名春日権現(かすがごんげん)、春日大明神とも呼ぶ。居々登魂命(こごとむすび)の子で、妻は天美津玉照比売命(あめのみつたまてるひめのみこと)。天押雲命の父。

つまり、中臣氏の祖神であり 伊勢神宮の内宮の禰宜 荒木田氏と同族ということになります。

すると中臣氏のルーツもまた、阿蘇氏ということになるのではないでしょうか?

この神社には、「五色人のお面」というのがあるそうで



「五色人のお面」というのは、五色人(ごしきじん・いろひと)というのは、地球全人類のルーツとなった黄人(日本・中国・モンゴル系)・赤人(ユダヤ・アメリカインディアン・アラビア・エジプト等)・青人(北欧系)・白人(ヨーロッパ系)・黒人(アフリカ・インド等)という五大人種の総称のことで
この幣立神宮には太古の昔から五色人の代表がここに集い、御霊の和合をはかる魂の目覚めの聖なる儀式を行なっていたという伝承があるそうです。

末社を見てみましょう。

水神社



祭神
水波能売命は、豊玉媛・玉依媛の母です。
日子八井命は、神武天皇の息子で草壁吉見神です。


大野神社





健磐龍命はいいですが 応神天皇は、「高天原乱当時の十五代天皇であり 日の宮隠れの原因となった。」とあります。

何が日の宮隠れの原因かは、想像するしかありませんが 応神天皇から神話が歪んできたということなのではないでしょうか?

他にご意見が有れば、コメント頂けると幸いです。

次回で幣立神社のご紹介を終えようと思います。