地元の商工会が開く「経営なんでも相談室」
私はここの相談員を月イチで務めております。
先日は
・合同会社を設立したい方
・合同会社を閉鎖したい方
同じ日に、両方の相談を受けました。
合同会社の設立はひと手間かかる
ひとり社長がマイクロ起業で立ち上げることの多い合同会社。
株式会社との違いとしては
・設立費用が安い(株式会社20万>合同会社10万)
・定款の認証が不要
・決算公告の義務がない
など、ハードルが比較的低いのが特徴です。
法務局での登記手続を終え、晴れて法人ができた後も
届出書や決めごと(上の表「設立後」の部分)をお忘れなく。
合同会社の閉鎖はもっと手間がかかる
設立以上に大変なのが、会社を閉めるとき!
「解散」と「清算」の大きく2ステップを踏む必要があり
カジュアルにはできません。
すべて終えるには、最速でも3か月程度。
コストは約8万円+司法書士への報酬10万円が相場かと。
個人事業主に戻りたい‥?!
合同会社を設立したけれど、色々な事情で
休業したい・個人事業主に戻りたい方もいるでしょう。
そんな方にお勧めなのが法人の「休眠」。
税務署・自治体に「異動届出書」(休眠届)を出しておけば
毎期の申告は必要だけれど、税額が一部免除になる場合あり。
法人を無くす訳ではないので
再開したい時にすぐリスタートできるのも利点
ぜひ知っておいてください^^