今年(2022年)10月24日、私の父が亡くなりました。
去年の秋から体調が思わしくなく、入退院を繰り返していたのですが
とうとう帰らぬ人となってしまいました‥
コロナ禍ゆえ面会は一切できなかったのですが
亡くなる1ヵ月前、ちょうど父の退院と私の帰郷が重なり
幸いにも会って言葉を交わすことが出来ました。
若干衰弱していたものの、私と話していると気力が蘇った様子で
まだ生きられると思っていたのだが‥
享年72と、旅立つにはまだ早い年齢でした。
昔ながらの個人商店の親父
私の実家は、祖父の代から個人商店を営み、父がそれを継いで今年で約40年。
私は三人兄弟の長男。私か弟の誰かが、ふつうなら継ぐ流れです。
ところが父は、生前から「継ぐな!」と、事あるごとに私達に言っていました。
背景には、地元が人口減で衰退の一途をたどる地方都市であること
しかも零細&対面販売ゆえ、これからの時代伸びる商売ともいえない。
店は自分の代で閉めると明言していました。
将来を案じた父は、自分の食い扶持を持つよう子らに願っていたのですね。
長男の私は公務員→税理士にまでなったのだから、親としては本望かと
あとは、忙しい商売の傍ら、社会評論誌など本を読み漁り
自分なりの見識を持ち、常に批判的な眼差しで世の中を見る男でした。
晩年は殆どYouTubeから情報を得ていましたね。
だから、筋が通らないと思ったことには
客だろうが仕入先だろうが、真っ向から正論をぶつけてましたね(笑)
ただしその裏では、相手を尊重し、義理を大切にすることも欠かしませんでした。
古き良き個人商店の親父です
家族に残された死後の整理
亡くなる二日ほど前、もう長くないかもしれないと母から連絡を受けました。
その帰郷中の電車で、父が逝ったと報せが入ったのです。
実家に到着した時はすでに、真白な布団に安置されて‥
ここから納棺、葬儀、火葬、初七日に至るまで、忙し過ぎてよく覚えてません
季節は冬に向かうから、骨を納めるのは春まで待とうと。
遺骨は今も家にあります
さて、ほっとしたのも束の間。
父が遺した事業をどうするのか、資産・負債をどう処分するのか‥
家族で決め、実行すべきことが積み重なっています。
ここから私の本領発揮です!!
相続に関わる手続や税の申告、私の出番ではないかっ
専門性をまず家族のために役立てようと決意しました。
次回からは、税理士ブログらしく
「相続手続編」「事業譲渡編」で書いてゆこうと思います