大津先生と西村先生が殴り合いをするそうだ。
津田塾大学で認知科学の講演をします
http://oyukio.blogspot.jp/ 大津研blog
2009年より言語学講座でお知り合いになって以来のかれこれ5年ぶりの,
先日居眠りから目覚めたばかりのうさぎの私も,
津田塾まで行って観てこようと考えておりまする。
*夜の飲み会はないんですか,大津先生!翌日の準備がお忙しいでしょうか。
どっちにしろ,私は先日こちらの有名なソムリエにお聞きした六本木マルズhttp://www.marus-bar.com/access.html に行きますけど。
西村先生はリトルチャロの製作にかかわっておられる方だそうで,
英語でディベートいけいけヤレヤレ!の,英語で英語はあたぼうよ下僕民め!の,松○茂氏とはお友達なのではないかと,近寄るのを躊躇してしまいそうですが,お顔が少年のようで素敵な方なので行ってお会いしようかと思い始めていまする。
しかも翌日には大津先生と斉藤先生と鳥飼先生と江利川先生の大事な会も東京で開かれるということなので・・・・,
あっ,
ばれましたか,
そうはっきり申しまして,TUIDE(ついで)です。
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よく存じ上げませんでしたが,西村先生は大津先生とは違う観点からの言語のアプローチをしているそうで,どのような殴り合いになるかはわかりませんが,大変興味がある状態です。
英語の通時的,共時的研究という,最初からよくわけがわからないところもありますが,話が半分程度しかわからないときは仮死状態になり深い眠りに入るかもしれませんけれども,そのときは生徒の気持ちを学ぶためだと思っておりまする。
西村先生の話は相当難しいので,できれば聴衆のレベルを考えて下げていただけると助かります。聴衆はほとんどが東大生ではありませんので。
3時30分からは「刺激の貧困再考」ということで,
大津先生が社会活動家として小学校英語からすこし足を伸ばし,
英語と国民の貧困,日本の社会階級についてのお話をされるかと思いきや,この「刺激の貧困」とは,チョムスキーの生成文法の概念であることが判明した。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%BA%E6%BF%80%E3%81%AE%E8%B2%A7%E5%9B%B0
「刺激の貧困」とは言語の文法に生得性があることを主張するための問題提起なんだそうだ。しかしこのネーミングのややこしいこと。
英語ではpoverty of the stimulusで,まさにそのままの訳。
- 子供は周囲の人の言葉を聞いて言葉を覚えるが、
- 日常的な会話は概して短く誤りを含む。情報量が少ない。
- 子供はどのような言い方が正しいのかを知らず、明示もされない(大人は子供の言い間違いを指摘しない)。
- 言葉を覚えるのが単なる模倣によるならば誤りも一緒に覚えるはずであるが、
- 子供は実際には正しく話せている。
- 生まれたときから言葉を覚えるのに何らかの仕組みがあるのではないか。
・・・・・・・・・・とのこと
以上の考えは文法に関してのみの考え方なのだろうか。
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文法だけでなく語彙も含めた,子供の言語習得法は,
幼い子供と,ある程度育った幼稚園児,はたまた十代の若者,若者から中年までのご長寿組と,それぞれ違う言語習得の仕方・段階があると思われる。
そうでなければ,長年国語教育に従事してきた先生が,指導上いろんなことで悩まされない。子供にとって国語教育は小学校が大事であるとか,語彙があまりにも少ないと,大人になった時,言葉がないから概念がない。そもそも言葉がないと,そのことを頭で考えられない。語彙のない人は,自分の興味関心だけで行動し,自己体験でものを考え,これから起こるような未知のこと,未体験のこと,抽象的なことを頭で考えることができないという説明がつかないから。
とにかく,私の今の仕事に関わり合いがあるのには間違いない。
面白そうだ。