わたしのエクリチュール | 女王様のブログ

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ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

4月から新しい環境に入り,全然慣れないわたしですが・・・,


皆様ゴールデンウィークをいかがお過ごしですか?




ここ八年の間男子校での立ち振る舞いを習得し,体現してきた身として,


日常生活の一つ一つが男子校バイアスがかかっており,


現在の同僚の誰一人として私に共感しないことに,多少のさみしさと


ある意味,特殊な環境に属していた私自身を認識するに至っています。




挨拶の一つ一つが物足りなく感じたり,


掃除の取りかかりの遅さに驚き,


わたしに対するお世辞のお褒めの言葉が全くなく,今までの勘違いかもしれないものが勘違いだと分かり,


男子ばかりの教室でウケたギャグが通じず,


女性でスーツとネクタイを付けてみれば私だけ,


女子生徒の微笑みにニヤニヤする女性教師も私だけ。


女子学生が可愛くてかわいくて,


「ん,何かな?どうしたかな?んっ,んっ,それでそれで,どうしたの?うん、うん,そっか,そっか・・」などと,余計に質問してしまうどうしょうもない感じとか,


「女子生徒ってかわいいですよねーっ。」っと職員室で話しても誰も共感せず。


「なんで女子学生は話をする前に『ニコッ!』って笑うんでしょうかね。」という疑問も誰も持たずに皆さんが過ごしておられることが,世の中の摩訶不思議な現象だと,どうしてわからないのかしらと思っていた毎日だった。




世界の七不思議の一つは,世の中におんにゃのこが存在することですよ,間違いなく。わたしもその一人らしいんですけど。(母親のおなかの中にあれを忘れてきただけかもしれませんが・・・)




女子学生の話題をするたびに,お隣の優秀な若い女性の英語の先生(広大の柳瀬先生の教え子らしい。世の中狭いです。)には,




「先生,なんだかおやじみたいですね。」っと言われつつ,日々仕事をしておりまする。




僕たちがここに来たら,校庭の草むしりの時間ですらバラ色に違いない。違いない・・・・違いない・・・(エコー)




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わたしのエクリチュールは,関東の湘南で形成され,東南アジア,イギリスで徐々に生成され,こちらの田舎に来てゼロになりゼロから出発し,注入され強制され,装い裸にされ,そして脇役から今急に表舞台に立つように強いられている状況。(ドリフの演目が替わる度に流れるあの音楽を何回も聞かされ,その度に気が付けば舞台の真ん中に一人立たされる)




わたしの言語の属性はどこにもいないグローバル化されたものなので,


地元民からは「先生は言葉が違いますよね。」と言われ,


神奈川の地元に帰れば,「ちょっとイントネーションが違うよね。」と言われ,


最終的に私が話す言語は,


キャサリン(私の英名仮)言語と命名されている。


この言語は私しか話せない言語。




エクリチュールは,一色に固定化されない。


背景,環境が変われば,それに応じて変化を強いられる。(ガラパコス島のイグアナが陸と水中に分かれて進化したように)




エクリチュールもダーウィンの進化論的な過程を進みます。


環境に適応し,生存競争に残るためにエクリチュールも変化します。




現在のわたしのそれは,


上品で,吃驚するほどコントロールが行き届き,


英語でもそれが可能なように思われる。




非英語圏の非母語話者に,英語で用が足せる環境が実際あるなんてことに,女学生の凄さを感じている次第。


女学生がいるから可能な感じ。




こういう感覚が私が体感できるのは,僕たちのおかげ。


これは誰にも分からない私だけの感覚。