100年前に奇習だと思われたようなことが,
今は当たり前のように認識され、人々に口に出されるようになったのは,なぜか。
「みんな同じでみんな正しい」とする考え方から,
「みんな違ってみんないい」が理解されるまで,
どれだけの多くの人達が被害者になり加害者になってきたことだろう。
立場が違えば何が正義かが違うのを
大多数の人間が理解し話題にするようになったのは,
ほんのこの20年のこと。(わたしより20歳位年が上の方々が言っている)
つまり、
私が生まれたころには,まだ,
周りと同じように振舞い、また同じ言語(内容のこと)を発することが善悪の基準だったわけだ。その時はそれで正しかった。
しかし、今は違う。ほんの20年でコロッと常識が変わった土地柄に住む私たちであること。
また,このことから言えることは,
人々が何を持って善悪の価値を判断するかで,法律も世の中の人の動きも存在したこと。
過去の常識は今の奇習であること。今の常識は未来の奇習になりうること。
今の常識が将来も常識でいられるかどうかは不明だということ。