20mSVの文部科学省のロジック | 女王様のブログ

女王様のブログ

ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

河野太郎議員 http://www.taro.org/2011/04/post-991.php


小佐古敏荘内閣官房参与が辞任した。

福島県内の小学校や幼稚園の校庭利用基準を20mSVにするということに反対しての辞任だ。

この件に関して細野豪志首相補佐官は、「われわれが最もアドバイスを聞かなければならない原子力安全委員会は年間20mSVが適切と判断している。政府の最終判断だ」と発言しているが、本当にそうなのだろうか。

細野補佐官は、この数字は高すぎると主張していた。それに対してこの数字でいいと言っていたのは文科省の政務三役だ。文科省の政務三役の主張は、この数字を下げると、福島県内の小学校のなかに疎開せざるを得ないものがでてくる。この状況で子供を移動させるのは、精神的な負担が大きいとして反対している。

しかし、戦時中に、子供たちは大勢、疎開した。つらいこともあったかもしれないが、命を考えれば、やむを得なかった。今回のことも、たしかに精神的につらいこともあるかもしれないが、将来の健康に被害が出かねないことを考えれば、疎開もやむを得ないのではないか。

問題は、この文科省のロジックではなくて、原子力安全委員会のロジックで数字を動かさないと対外的に発表されていることだ。

原子力安全委員会に対する信頼も揺らぐし、どういうメカニズムで政府内の決定が行われているのかもわからない。



河野太郎氏は,私の地元を地盤とした方で,平塚駅のすぐそばにあるご自宅の前は,神奈川に住んでいる頃よく通って,門の前に立たれている護衛の方にあいさつをしたものだ。

その河野氏が,文部科学省の政務三役が,20ミリシーメルトの数字は妥当と述べていたことをはっきりと述べていたことを教えてくれている。しっかりとした専門家からの言葉ではないのが明白である。


子供が放射能を多く浴びた場合,大人よりも2,3倍癌になるリスクが高まるそうだ。福島の子供たちを皆殺しにするような基準を出すなど,非常に恐ろしい。


ますます,不信感がつのる。