7月の完全失業者数は359万人。これは前年比130万人増。
この状況の中で,学生に舞い戻ろうとしているあなた(私かもしれないが)!
そんな場合ではないかもしれない。
現在ある仕事をしっかりとこなしていくことの方が大事なのかしらと感じる。
仕事をしたくてもできない方々のことを考えれば,
私の悩みは贅沢であり,「なに言ってんだ!」っとお怒りをかうかもしれない。
先日,小坊主が,
「お母さん,生きていくうえで一番大切なものは何だと思う?」と聞いてきたので,
「そーね,愛かしらね。やっぱり家族だな。小坊主とか。」って応えた。
そうしたら,
「僕はね,衣・食・住だよ。」って。
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この子は,何時の間にそんな言葉を覚えたのかしら?
いつもながら,親より的確な回答に脱帽。
実際のところまったくその通りなのだ。
基本的な部分がないとそれ以上のことは考えられない,思考が停止してしまうから。
住むこと,食べることに一生懸命に成りすぎるとそれ以上のところの目標などどうでもいい。はっきり言って,自分の生活でいっぱいいっぱいの人に他人のことまでは考えられないだろう。
自分の悩みに翻弄されている人は,他人の悩みよりも自分の悩みの方が重くのしかかり,通常はそれが解決するまで外に目を向けることが出来ない。中には,厳しい状況の中でも,高い志を持って他人の為に尽くせる人もいるが,そういう人を「偉いわね。すごいわね。」と感じて後に続くことが出来る人はそう多くは無い。しかも,そういう人は悪い人間に利用されやすいものだ。健気で素直なぶんだけ。
日本が国内の問題ばかりを口にするのも,きっとそういう状態。
中には理性的に頑張ろうとするものがいるが,そんなひとの声など,電卓でたたき出された数のお金にもろくも消し去られてしまっている。
これは危険な兆候なのかもしれないが,そんなことを言っている暇があれば,今すぐにでも仕事をくれっ!というのが本音なのだ。逆風の中でも,それに立ち向かおうとしている良識ある知識人がいるとしたら,それに気付いた善良な市民達で守らないと大変なことになる。
女王様も含め,人間様の生きている年数は限られており,言葉を発せられる期間も立場も限定されている。だから,そういうことの出来る人にお任せしなくてはならない。分身とまで言えば,気持ち悪いと思われるかも知れないから,代表。なんとか代表の,代表。
人一人の力が誰かの為になり,それが大きな運動を起こし,一つの流れを作ることができるのならやってみる価値はある。勇気を持って・・・。ゲーテが言っていたじゃない,「勇気のないものは生まれてきた価値などないのだ。」と。
人間など,あっという間に動物と化す。どんな状況でも,理性を保てることの出来る人間などそう多くはない。っと私は思っている。
「いざ」という時に,「ここぞ」という時に,自分の命を惜しむことなく使っていくことができるかどうかは,見た目や持っているもの(立場)では計れない。(これは,命を懸けるに値するものであればの話。つまらないことに対してでなく。)
でも,それが出来る人になろうと努力するのが『人としての道』なのだと思うし,できれば私もそういう風になりたい。
女は,仏教では成仏出来ない存在だと説かれていた。昔は,女は男に身を捨てる事はあっても,その他の事に身を捨てる機会があまり無かったからだ。それほど,自分の生き方を男性に委ねるしかなかった。
本来,女性は男性をも体の中に宿して産み落とすことの出来るくらいの創造主であり(今のところ女だけです),人類始まって以来ずっと命を育んできた大事な存在。男性のストリーの時代(history)が女性に代わる(herstory造語)のであれば,命を惜しまずに使いましょう。男のためでなく,その他のことに使いましょう。
実際,肝が据わっているのは男性より女性が多い。
草食系の男まで出てきている時代なのだから,今度は男が成仏できないと釈迦が説いた教典が見つかるかもしれない。
そのくらい,女はこれからの時代を生き抜くキーパーソンであり,大事だと自覚したい。
女王様は小坊主のママなので,お嫁さんには行き過ぎた強さは望まないが,ママは強くってオッケーだと思っている。
自身の為のイヤらしい利益を考えずに,“NO!”とはっきりと言い切ることの出来るのは『女』しかないと思ってる。男子社会は駆け引きや小手先の狡さがあるから微妙。本当には変革できないかもしれない。
『女性の連帯』の推進委員会のメンバーの一人なので,こういった極端な考え。
でも,それって大事なことでないかしら?まぁ,恐れはしても,あまり付いてくる男性はいないと思いますが・・・。小坊主パパ,女王様をいつも自由にさせてくれて心底ありがとう。
女王様は,女王様がいるだけで幸せだと言ってくれる人がいて幸せ。この幸せもありがとう。
なんだかんだ言って,やることが多すぎて今は学生になる気はうせてる。っという結論を言いたかっただけの,
ただ,
それだけのためにこんな話にまで及んだ。
そんな感じでもう寝ます。