先日の仏道修行（分からない方の為に，これは人間ドックの事を指します。）で，
小学校の先生にお会いした女王様は，このようなお話も聞いた。
最近は子供に携帯電話を与えるのに，給食費を払わない親がいる。と
保護者が，お母さん方のネットワーク（個人としては得だが，社会的には悪いもの）を通じて，書面上の裏のやり取りで給食費を払わなくてもよい方法があるらしいのを聞きつけ，収入があるにもかかわらずないように記載して支払い義務を免れるケースが多いということだ。
親自身が社会の一員として誠実に生きることをしない家庭に生まれ育った子供達が，まともな成人となるわけがない。
この上，高校の学費が無料となれば，親の責任はどこへやら？
育て上げるには相当な責任と経済的な負担があるから，命を軽んじないということが言えるのに。
親が子供に対して責任を持たないままいけば，赤ちゃんポストの子どもが増えたり，望まれない妊娠を平気でしたりすることが増えていくかもしれない。
ただですら，今まで闇に葬りさっていた「性」というものがお金を出せば巷で簡単に手に入り，以前よりも軽んじられている世の中であるのに，命が物のように扱われる可能性が増えるような気がする。
高校までは授業料の減免制度を使い，多くの子供達がそれを利用している。女王様の学校で，親の失職のために学ぶ事を諦めなければならなかった生徒は独りもいない。むしろこれは私学の生徒の話なのではないだろうか？などと疑ってみる。
大学の学費の高さは親の負担であり，むしろ大学の国公立の学費を下げていただけた方がためになるような気がする。
女王様のお知り合いで，大学生の３人の息子に計５０万円毎月仕送りしている人がいる。地元を離れれば生活費も相当なもの。教育ローンも組んで奨学金を得ても，このくらのお金の送金が必要なのだ。むしろ大学の授業料をどうにかしてほしい。
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ちょっと話を高校の授業料にもどし，女王様の考えを述べてみる。
民主党の政策の中に，高校生の授業無料化があるのだが，実際のところ１２万円を高校生のいる家庭に渡すにはたくさんの懸念事項がある。
１．そのまま手渡せばそのお金は家族の生活費に当てられる可能性がある。
２．塾に通いだし，学校で学ぶべき事を学ばず，学校で遊ぶ生徒が出てくる。（実際に民主が勝つと見込み，相当な数の学習塾が増えてるらしい。そうであれば塾が潤うだけで他の産業は変わらない。）
３．高校生が俺・私のものだと親からそのお金を取り上げ，今遊ばないと遊べないと遊興にふけ，ろくな大人に育たない。（大人の勤労が無駄になる。働けば働いただけ何かを得られる世の中であって欲しいし，若者の勤労離れが予想される。イギリスで実際あった。）
などだ。
高校の授業料が無料になるのは結構。しかし，賢いやり方をしなければますます愚民になり「努力」が無駄になり，大人達が必死に稼いだお金を有効に活用できないままむしろ悪い方へつぎ込むことになる。
お年寄りはどうなるのか？介護保険は？年金は？若者達の雇用は？
一番大切な働く側の賃金は？
大学生をまだ遊ばせておくおつもりか？
やり方をよく考えないとまずい方向に行きそうな気がする。
今，民主の追い風が非常に強くこのままいくと民主党だけで政策が通ってしまうような感じだ。
それはまずい。
良心的な人達は，民主が独断で政権をとるようなことは望んでいない。
小泉の郵政民営化の時と同じようになる可能性がある。
日本人は単純で偏った部分がある。
一方に行けば行きっぱなしだから怖い。
大借金を抱えた弱りきった日本がうまくこれから生き残っていくにはどうしたらよいのだろうか。
民主党は一つ一つの政策内容が粗いことが気になる。見えていない部分がたくさんあることが怖い。そもそも政治家など庶民の生活とは程遠い生活を送っているものだから，見なければいけない部分を見えていない気がする。本当に怖い。
教員の悉皆研修，免許更新の廃止は大賛成だが・・・・。なぜかって，講習の受け持つ人が教員の免許更新の講習のできる免許を持っていないからだ。そっちからどうにかして欲しい。
小学校の先生からの話を思い出してちょっと書いてみた。