教員の世界など狭くてどうにもならないのに,高校から教員養成のコースは?????? | 女王様のブログ

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新教育の森:団塊世代が大量退職 高校から教員養成、志望者を早期確保


 ◇激しさ増す採用競争

 団塊世代の教員の大量退職で、大都市部の都府県が教員の採用に苦心している。地域を超えた教員志望者の獲得競争は激しさを増しており、関西の一部の高校は教員養成課程を設け、将来の採用を念頭に人材の育成と確保を始めている。

 ◆県立高に教育コース

 「子供を指導するには同じ目線で。感受性が強いから怒るのもほめるのも本気じゃないとだめ」。6月26日、奈良市の県立平城高校「教育コース」クラス(40人)では、市立小5校を訪問した報告の発表会が開かれていた。「教育入門」ファイルを持った1年生の男女がグループごとに壇上に立ち、小学校の授業見学や教頭インタビューで得た先生の心得について、新人教師さながらに意見交換した。

 もともと教員養成学部への進学者が多かった平城高校は、県立高田高校(大和高田市)とともに06年4月、主に小学校教員を志望する生徒を対象にした教育コースを普通科の中に1クラス開設した。

 教師を高校から養成する全国初の取り組みで、平城高の場合、基本的な授業は一般の普通科と一緒だが、学校訪問や大学教授陣による講義などが週2~3コマあるほか、小学校教員として幅広い知識を学ぶため、選択制の地理歴史でも世界史、日本史、地理のすべて、芸術も音楽と美術の両方が必修となっている。

 発表会で報告した平田勇輝君(15)は「中学校の理科の教師を目指している。保護者対応やいじめの問題など大変な部分もあるが、逃げずに正面から話を聞ける教師になりたい」とよどみなく話した。

 ◆地元奈良に戻って来て

 今年3月に卒業した1期生41人は7割が教員養成大学や教育学部に進んだ。早ければ4年後、卒業生が教壇に立つことになる。谷垣康校長(54)は「大学受験が目前になると、教員養成の時間も受験対策に、と思う人はいるかもしれないが、先生になるという強い意欲があれば力が入る。そして、大学は県外に行っても(採用段階で)地元に戻って来なさいと言っています」と話した。

 京都市立塔南高校は、07年から普通科とは別の専門学科「教育みらい科」1クラスを開設した。近隣の小学校でチームを組んで教育実習をしたり、心理学を学ぶ時間を取り入れ、より本格的なカリキュラムを組む。現在の3年生43人のうち、ほとんどは教員志望。兵庫県立夢野台高校(神戸市)も来年4月、教職志望の生徒を別枠募集し、教育実践のカリキュラムを組む。

 ◆大阪への流出に対抗

 夢野台高の場合は学校の特色を鮮明にするための取り組みだが、奈良、京都で教員養成の学科・コースが設置された背景には、各自治体が地元の「先生の卵」を早い段階で育て、人材流出に歯止めをかけたい現状がある。

 08年度採用で、公立の小中高校や特別支援学校の教員採用数が府・政令市合わせて約2800人と全国最多規模の大阪と比べ、奈良(約240人)や京都府・市(計約680人)は小規模で、教員志望の大学生らは、大規模採用の大阪に流れる傾向が以前からあった。

 03年、大阪府教委が他地域の現職教員を対象に筆記試験免除の特別の採用試験を導入、「引き抜き」を始めたことも近隣府県が危機感を抱き、人材育成に力を入れるきっかけの一つとなった。

 ◇東京と地方、試験共通化を検討 他県で合格圏外→一定成績なら都教委の2次試験へ

 ◇都で研修、数年後Uターン--先生不足著しい東京都、「共存共栄」探る

 文部科学省が3年ごとに公表する学校教員統計調査(07年度)で小中高校の教員の年齢構成を見ると、退職を控えた50歳以上の層が30%前後を占め、他の年代と比べて割合が非常に高い。今後、この世代が毎年退職するため、「先生不足」は全国的な問題となっている。

 全国の公立学校(小中高校と特別支援学校)の教員採用は80~90年代に減り続け、狭き門だった。しかし、団塊世代の退職や少人数学級の増加で減少傾向は00年度採用の約1万1000人で底を打ち、08年度は約2万5000人に膨れ上がっている。

 東京都教委は今後10年、毎年2000人以上の大量退職を見込み、対策に追われる。採用試験会場を東北に設けたり、地方大学の学生らを対象に都内の小学校見学ツアーを実施するなど、リクルート活動に力を入れてきた。さらに現在検討しているのは、採用数がもともと少なく採用試験の競争率が高い地方の教育委員会との試験共通化。地方の1次試験で合格圏から外れても、一定の成績なら都教委の2次試験に進み、都の公立校教員として採用する仕組みを来夏の試験から導入する方向で調整している。現在、東北や九州の各県教委と交渉を進めている。

 都教委選考課は「都で採用し、数年後、地元に戻るような仕組みが整えば、他県は新任者の研修コストを抑えられる補完関係となるうえ、都会での経験で、教員本人の視野も広がると思う。いずれにしても他県に迷惑をかけないシステムを考えたい」と「共存共栄」を探っている。

 ◆私学も合同で説明会

 各自治体の旺盛な採用活動は私立校にも飛び火している。私学を運営する学校法人はこれまで個別に求人票を出したり、経験者をスカウトすることが多かった。今年5月、その私学がスクラムを組み、大学生らに「私立の先生に」とアピールする初の合同説明会が都内で開かれた。

 参加法人の求人規模は計約200人で、小規模な県の採用数を大幅に上回る。ある学校の採用担当者は自信を持って話す。「都市部は私立への進学志向が続き、教員採用も拡大している。教員志望の学生には有力な選択肢のはずで、『公立の教員に採用されなかったから私立』という時代ではない」



高校時代に教員養成コースを出て教育大学出の教育しますイケイケの先生に私自身は教えてもらいたくない。

実際の現場の先生は,いろいろな人達がいて回っている。それが子供にもいいと思う。同じ方向しか見ていない先生方から学ぶ子供達はある意味不幸かもしれない。

運動が得意な人もいれば,勉強が得意な人がいたり,厳しかったり優しかったり,強かったり弱かったり,いろんな人がいて意味があるのだと思うし,そうでない教育環境で育つ子供は不幸だ。


何か一つに秀でていて,教えることの出来る素質は当然備えておくべきだが,高校時代からその素養を身に付けようと専門課程をつくるのはどうかなと私は考える。高校時代にこんなコースがある事を知って日本人の常識疑う。奈良と京都はヤバイと思う。


教育イケイケの人に,教育を受ける子供はきっと嫌だ。

カウンセリングだって,「あなたのお悩み解決します!」みたいなイケイケの人間に悩みなど相談できるわけがない。自分が足らないのを知っている人間のほうが話が出来るものだ。


俺様は,~~高校の教員養成コースで訓練を受け,教員の素質は十分にありますと履歴書に書くのだろうか?県教委もそれを重視して見るのだろうか?


その専門課程を履修し終了したからといって,教師に向いているかどうかは計れない。この課程をでた学生が先日の京都教育大学の学生のようなことをする可能性だって十分ある。むしろもっとまずいことになるのだ。


皆さんは,教える気満々のイケイケの先生に付いていこうと思いますか?少なくとも私は行かない。


教員の世界など狭くて小さい。むしろ他の分野で活躍していた人を入れたほうがずっと子供達の興味や知識が広がると思う。


イケイケの先生でいい人なんか一人もいないよ。そんなのよっぽど無能か友達がいないか趣味がないかのいずれかだ。


私はイケイケの先生が大嫌い。