起業家セミナーと飲み会と涙と独身女性② | 女王様のブログ

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ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

社会で活躍する先輩達が,後輩に講話をしてくれる起業家セミナーは,子供達だけでなく私達(教師)にも為になった。


高校時代に所属していた運動部の話。


有り得ないくらいの厳しさの中頑張っていたこと。

先生よりも先輩が怖かったこと。

徹底して礼節を重んじる事を仕込まれたこと。

今思えば,軍隊のようだったと。(この言葉は,ちょっと驚き。でも私は想像が出来る。)


1年が奴隷で

2年が平民

3年が神様


3年になると付き人が2人付くとか。(先輩が後輩を指名できたらしい)


強くて権限のある先輩に見初められて,付き人になれたら,いろんな意味で優遇されたそうだ。


私自身,こんなことは初めて知った。今は流石にないけれども,23年前には普通にあったそうだ。


理不尽で嫌な思いをたくさんしたが,それが社会人になって非常に役立っていると教えてくれた。

社会で多少きつい思いをしても,部活動のきつさに比べたら屁のようなものだと言う。


確かに,女王様の学校は,~部の生徒が欲しいという会社があり,そういったものを乗り越え鍛えられた者だということを先方がかってくれる場合がある。


この間の実習生も,剣道部で鍛えられていたからだろうか,5月には就職先が決まっていた。すべて先方から来た話だ。


人を鍛えるには,


小手先の表面だけのものでは出来ないし,そんなものはもろい。


心も身体も鍛え上げないと,本当の強さは身につかない。


いつか醜い本性が出てくる。それは直ぐかもしれないし,何十年か後かも知れない。


それは,一人と一人が向かい合って出来る事なのだ。しかも,必死な真剣さの中で。


オートメーション化されたようなところでは,本物は育たない。


本当の強さは,いじめていじめていじめられ抜いた後でも,踏ん張り抜いて得られるもの。


本当の意味で壊れない器を手に入れられるのは,そのような人ではないだろうか。


私自身も自分の経験から思う。


それから,


その先輩は,


部活動の中で,人を見る目を養ったと言った。


この人なら,直ぐに引き受けてくれるかもしれないが,この人は一つ引いてものを伝えてみるとか,人と接するときの微妙な感覚を部活を通して,先輩にズタボコにされながらも覚えていったらしい。


勿論,悔しいとか辛いとかいう気持ちはあったが,自分に厳しくした先輩が卒業すれば一番優しいとも言っていた。(仕返しが怖いのかもしれないし。これ女王様のコメント)


自ら社長を務めるその先輩は,


一番辛いのは,自分に何も言ってくれる人がいない時だ。と言う。


それから,


学校の規則すら守れない者に,会社の規則や社会の規則など守れるはずがない。

俺はそのように思うよ。っと,


私達がこうやって言ってほしいとか伝えた事は何もない。講話の1分前に初めてお会いした人にそんな根回しは出来ない。先輩からの自然な「ことば」だ。


それから,

先輩や後輩,もちろん同級生との縁を大事にしなさいという話。


縁というのは,ずっと前からそのように巡り会うと言う運命であったということだ。

自分が苦しいときに助けてくれるのは,この「縁」だ。っと具体的な体験を元に話してくれた。(都会はこの縁を築くことが困難。このことも教育環境作りを困難にしている要因だと私は考えている。はっきり言って希薄。)


相撲のアマチュアチャンピオンのキクちゃんマン先生(本校OB)の高校時代の話をしてくれたのも良かった。(女王様の仕事場はOBが15人ほどいる。私はこれが子供達にとって凄く良いと思っている。)


もう一人の先輩は学生時代生徒会長だった。


読書の大切さを具体的な理由も添えて説明。


自分が言いたい事を述べるには,色々なものを知らないと駄目だと。


Docomoの携帯の説明書を最初から最後まで読む人はいないが,この携帯の良さを100パーセント知り活用するには,全部読むべきであり,人にそれを伝えるには暗記するくらい読まないと駄目だと,ご自身が営業のトップであり続ける秘訣を分かりやすく教えてくれた。


それから,


「折れない心」を持ち続けること。


これがあれば,絶対に何でも乗り越えられると話していた。


いかなる足かせも外すことなく,逃げることなく頑張った者が,一見遠回りのようで実は一番近いのだということを教えてくれたように思う。


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あんまり長いのでここで一先ずおしまい。