コミュニケーションは,言葉だけでなくジェスチャーによって行なうことができる。
これは,もう当たり前のように皆が言うけれども,
トムとジェリーの漫画は,それを納得させるものである。
子供であれば,この漫画は誰でも大好き。
嫌いな子供がいたら,間違いなく少人数派。
もしくは,なにかしら問題があるのかもしれない。(はい,言いすぎです。)
トムとジェリーには,言葉の会話らしい会話はない。
しかし,どうしてこんなに子供達の心を捉えることができるのだろうか。
チャップリンやミスター・ビーンにも通じるこの会話のないジェスチャーのみの笑い。
これこそ,世界共通語なのだ。
英語でない。
だから,恥ずかしがらずにこの手振り身振りを使いこなすことが,いずれ国際社会に僕達が旅立つ際に絶対的に役に立つのだ。
昨日,回転寿司を食べに行ったら(余談だが,この店は以前全国一になったほど美味しい),混んでいて人が多く,暇をもてあます子供向けにこのトムとジェリーをDVDで流していた。
テレビの下は子供の群れができており,店中の子供は寿司どころでない。
大人が見たら,どのようなオチが次にあるかが見えてしまうようなシーンでも,
一同大爆笑。
女王様は,これを見て,今週いっぱいALTと行なった授業のシーンと重なった。
英語からの導入でなく,
人はどの程度まで言葉なしにコミュニケーションがとれ,相手を理解することができるのかということを,まずさせてみようかと思った次第でございます。
ジェスチャーをあまり使わない日本語は,
これを学ぶことが,実は世代や国境を越えて分かり合える方法なのではないかと・・・・考えたのだ。
英語,とくにアメリカ人のジェスチャーの大げさな事は皆さんもご存知かもしれないが,
どうしてこの人達が大げさなのかというと,移民が多いので,言っていることがなかなか通じないことがあるからなのではないかと推測してみる。
3年前,ニューヨークに行った時も,15カ国もの違う国から来た人々に会う機会があったが(なんかの会ではなしに),
皆が皆,英語が母語でない。そういった中で,ジャスチャーは有効。
アメリカの大げさなリアクションとかジャスチャーは必然的に発達したものと思われます。
チャップリンもビーンもあえて言葉を使わないで,世界中の誰もが楽しめ理解できる映像を作り上げた事は,特に英語教師は見習わなければならない。(女王様が感じるだけ)
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(猫の)トムがとびっきりの可愛いこちゃんの猫に恋をして,
普段は敵であるはずのジェリー(鼠)に,背中の毛を5分の1ほど剥がされても気付かず,
目がハートになって,可愛いこちゃんに夢中なのは情けないのだが,男性の心理をうまく表現できていて笑える。
そいでもって,
ジェリーは賢いので,
強そうでジゴロな野良猫を使ってライバルを作り,可愛いこちゃんを奪わせようと人為的(鼠為的)に働きかけることも賢い。
内面からトムをやっつけようということだ。
これって,一番効く方法。
目に見えて(殴る,蹴る)やっつけるのでなく,精神的にダメージを負わせる頭脳犯。
早速,メモしてます。:*:・( ̄∀ ̄)・:*: