来年度より小学校教諭選考に英語  | 女王様のブログ

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ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

2010年度より小学校の教員採用試験に英語のスピーチのテストが加わるという記事


(記事抜粋)


新学習指導要領による11年度の小学校外国語活動必修化を受け,小学校の試験に英語が加わる。これまでは英語は試験の一般教養には含まれていたが,学校種ごとの教科専門試験にはなかった。個人面接では英語スピーチも行う。


なるほど,そうきたか。

すべての小学校の先生方が,自信を持って指導できるような体制を整えるにはやむをえないことなのだろうが,全員がそのような状態になるまで何十年かかると思います?今の子供達は踏み台にしろって言うことか?


実際,現在居る先生方はどんなお気持ちであろうか?


大学時代に,女王様と同じ学科で,中坊や高校のすれた子供達に教鞭を取るのは苦痛だと,あえて免許を取り直し,小学校の先生になった友人がいる。彼女の居場所は,北海道,でっかいどうだ。


実際,彼女はイギリスに留学したりしていたし,英語も堪能なので,小学生に英語を教えろと言われれば,全然問題なく指導は出来ると思う。


しかし,彼女のような人はそう多くはなく,小学校の先生方の大半は英語など出来ない方達だと思う。


5・6年だけ担任をせずにいたいと,先生同士で擦りあいをすると女王様は読んでいる。


だって,実際に高校でも,他教科の中で英語に関わる教科を実施している科があるけれども,英語の免許なんか持ってなくて教えていて,しかもその科の教諭は英語を教えるのが嫌だから,擦りあいをしてた。結局,立場の弱い若い人間だとか,何でも「はい」と言ってしまう,すごく頑張り屋の先生に矛先が向いていた。


人間関係までギクシャクしてしまうから,受験の段階でないものを急に教えろとするのははっきり言ってヤバイです。


一番の被害者は子供達であり,教員の諸々の人間関係の悪さは教育環境の汚染でしかない。


誰がこのことに気付いてくれるの?

女王様は本当に心配しています。


だって,小学校の先生方は,特に地方では7割ぐらいが女性です。


特に結婚している男性と女性の労働時間を24時間で調べたらよいと思う。


女性は24時間労働です。リゲイン飲用してもキツイ。


女性は,私が前から言っているように,男性以上の過酷な労働に耐えている。


男性も女性と同じように子供を産んだり,育てたり,家庭の事をしたりしてみてほしい。その上で,子供達の教育に従事してみて欲しい。

はっきり言って,男性は女性と同じ事は出来ない。


小学校の先生方は今ですら,いっぱいいっぱい。


これに,やれ英語の研修だ!英語の教材研究だ!などをしたら,

肝心の子供達は野放し状態になります。


教師の研究ばかりに時間が取られて,子供達の教育なんてできなくなります。


これって,非常に危ない事を始めようとしているのに何で皆何も言わずにいるのかしら?


都心と地方の格差は益々広がり,先生が信用ならないとお金持ちの子息は塾に言ってせっせと学び,教育格差もひらき,学校の先生は出来ないとたたたかれ,将来を展望されている子供達に変な劣等感意識を持たせ,お先真っ暗。


地獄絵図みたいになる。  かも。


さて,どうするのか小学校英語。



PS.

こんなに国がこぞって英語ばかりに力を入れるなら,女王様は坊主を連れて海外に住もうかしらと考えている。

だって,英語で苦しませるのは可愛そうだもの。普通の親はそのように考える。皆と遊ばせながら,のんびりと子育てしたいから。遊びながら身につくのだったらそっちの方がお徳だと思う。