大崎市で放射能について講演してくれた守田敏也さんが、blogでカンパを呼びかけています。
放射能について正しい情報を伝えるために東奔西走している守田さんのような人がいるからこそ、私たちは何かしらの判断基準を作ることができます。
放射能対策だけじゃなく、車や自転車を被災地に届けるなどの活動もしている守田さん。
5月にいろんな話しを聞いたときには本当に勉強になったし、人として寛大でした。
毎日なんだりかんだりあって自分の時間をとれない人がほとんどだと思いますが、守田さんのように自分の仕事や活動を制限してまで誰かのために力を尽くすなんて、並大抵のことじゃありません。
以下、守田さんのブログを転載します。
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守田です。
みなさま。「明日に向けて」が連載302回目を迎えました。その前の「東北地方太平洋沖地震について」を48回出したので、合計350回を数えたことになります。この間、本当に多くの方にご協力を頂き支えられてここまで歩んできました。どうもありがとうございました。
ちょうど連載300回を越えた日々に僕は福島市を訪れました。放射能除染・回復プロジェクトに参加してのことです。その第一日目の感想を既に書きましたが、とにかく福島の人々が被った被害の酷さに胸がつぶれるような思いがしました。汚染は激しく、除染は困難です。
それでもなお、そこに人がいる限り、除染は行われなければならない。
避難の促進とセットのものとしてですが、とくに自分では避難の判断ができず、また手段もない子どもたちがそこにいる限り、絶対に捨て置くことはできない。子どもたちに避難しないから悪いなどとは言えない。
もちろん、親御さんたちもそうなのです。どうして避難などしなければならないのか。多くの場合、真面目に、つつましく生きてきたのに、何の咎もないのに、いきなり何の補償もなく、見知らぬ土地に移動しなければいけない。そんな理不尽なことはないです。
しかしそこにいては危ない。あまりに危険です。このどうともならないジレンマを解くことに私たちはチャレンジしていかなければなりません。そのために僕は全力を傾けます。急がば回れで、放射線の害の危険性をもっと訴える必要がある。政府の安全キャンペーンを覆す必要がある。
ただそのために活動資金が必要です。これまでこの点に触れませんでしたが、実は僕自身、311以降、生活のための仕事をほとんどふっ飛ばして行動してきてしまいました。今日までこれたのは、一つには近しい友人・知人がカンパをして支えてくれたためです。本当に心から感謝しています。
さらに何よりもパートナーが多大な苦しみを背負いながら、本当にギリギリ限界まで僕を支えてきてくれました。彼女は日本軍性奴隷問題(いわゆる従軍慰安婦問題)の被害女性、その中でも台湾の女性を支える活動をして年4,5回台湾を訪問していますが、今は断腸の思いでそれを中断しています。
しかしその間にも、阿媽(台湾語でおばあちゃん)が一人、二人と亡くなり、にもかかわらず駆けつけることができずに、悲しい日々を過ごしています。
それだけでなく、生活の全てを働いて、生活費を作りだすことにかけてくれています。
こうした状況を突破するためにどうするのか。今、さまざまな出版計画を立ち上げています。放射線の害をできるだけ分かりやすく解き明かすもの、これを絵本作家さんの絵と文章で表現していくもの、放射線の害による白血病、多発性骨髄腫を解説し、闘病の在り方を示したもの。
これ以外にも、ガンの多発の中で、「ガン保険」の新商品が出て来ることを見越して、保険そのものを問い、悪質な商品の登場への警戒を促すもの、食の安全性を解き明かすものなどなどです。「明日に向けて」の連載をまとめて、311からの流れを捉えなおすものなども企画しています。
それらにより、総じて、放射能との共存時代をいかに前向きに生き抜くのかそのための指針・・・とまでいかずとも、ヒントとなるものを打ち出していきたい。またその中で、自らの収入も得て、活動資金を作りだし、そのことで取材の幅を広げていきたいと思っています。
しかしそのためには今は原資が必要です。そこで大変、僭越ながらみなさんに取材活動へのカンパのお願いをさせていただくことにしました。これまでは、京都OHANAプロジェクトへの支援依頼をさせていただいたものの、個人としての訴えは出しませんでした。被災地が絶対優先だと思ってのことです。
今でも強い逡巡もあります。しかし僕は被災地全体のことを考える上でも、今は放射線の害を押しとどめること、そのために政府の政策を改めさせることが最も大事であり、そのための行動を拡大しなければならないと思っています。
そして僭越ですが、自分の活動は有効だと自負しています。
またこの国は大新聞や企業社会による支配が、あまりに強すぎて、独立したジャーナリストやアクティビストが余りに育ちにくい土壌があります。この構造を変えないと政府のウソがまかり通る状況を崩せません。そのために僕は自分で新たな活動モデル作りだしたいとも思っています。若い人も育てたい。
みなさまどうかそのためにご協力下さい。311以降の誰もが苦しい状態の中で心が痛みますが、カンパを訴えさせていただきます。
どうかよろしくお願いします。振込先を以下に記しておきます。
振込先 郵貯ぎんこう なまえ モリタトシヤ 記号14490 番号22666151
他の金融機関からのお振り込みの場合は
店名 四四八(ヨンヨンハチ) 店番448 預金種目 普通預金
口座番号 2266615