一連の、オアシス/アンディベル関連のお話の最後の章



転がるお前に『苔』は生えない


Hurricane #1

「Only The Strongest Will Survive」 1999

Intro
N.Y.C.
The Greatest High
Remote Control
The Price That We Pay
Separation Sundayrising Sign
Only The Strongest Will Survive
Long Way Down
Twilight World
Come Alive
What Do I Know?
Afterhours
Outro/N.Y.C.2


UKロック界の重鎮アンディ・ベル(g/ex.ライド)を擁しながらも、

元ボクサーであるアレックス・ロウ(vo)の

喧嘩腰でシリアスなキャラの方が立っていた感のあるハリケーン#1。

97年に<クリエイション>レーベルのアラン・マッギー協力のもとベルを中心に結成、

同年1stアルバム『ハリケーン#1』をリリース。

オアシス・フォロワー的なロック・ダイナミズム全開の曲を、

疾走感あふれる直球ギター・サウンドと

ノーガード戦法さながらのアグレッシヴなヴォーカルで繰り広げ、人気を博す。

その、豪快な音世界でありながら切ないメロディも同時に内包するスタイルは、

綿々と受け継がれるUKロックの醍醐味といえよう。

99年には2ndアルバム『オンリー・ザ・ストロンゲスト・ウィル・サヴァイヴ』をリリースするも、

ベルのオアシス加入(しかもベーシストとして)により解散――

ってか、俺の曖昧な記憶ですが、

アレックス・ロウ(vo)は、当時オスロに住んでおり、

仕事でいちいちイギリスだの何だのと出向くのが億劫になっていて、

そんな彼の怠慢が、バンド活動に多大な悪影響を及ぼし、

アンディ・ベルはとっとと見切りをつけてオアシスへ加入した・・・・

って経緯が、正しいと思います



ロウはソロ活動を開始し、00年、アルバム『ドリームキャッチャー』を発表する。




99年春に発表された待望のセカンドアルバム。

ファーストの驚異的な完成度を考え、かなりの期待を抱きながら聴いたにもかかわらず、

まったく失望感なく聴けたアルバムである。

このアルバムがファーストの二番煎じであれば

いくら1stを愛聴した人間にも飽きられてしまっていただろうが、

今回の作品では前作とはまた全く異なるアプローチをとっている。

それはやはり彼ら独特の骨太グルーヴの奥で

"ズタズタ"と無機質になるリズムマシーンの音が原因だろう。

前作で、バンドの隠れた芸術としてドラムの素晴らしさがなかなか光っていたが、

このアルバムではそれと密接に絡みながら

淡々と刻まれるもう一方のリズムに驚かされ、躍らされた。

前作がトータルとしての完成度の高さを誇示したのに対し、

今回は一曲一曲がまさに名曲であり、独立している。

しかし、その一曲に先に書いたような合唱型のロックとリズミカルなロックが融合しており、

その点では驚くような進歩を成し遂げている。

このアルバムによって形を成したHurricane#1の音楽は

適度に無機質であり続けるリズム隊と、

圧倒的なグルーヴとハスキーさに磨きがかかったボーカルの音力の両秤に、

アンディ・ベルのメロディが載せられ振幅している、といえよう。

まさに自分たちの長所を十二分に発揮した快作である。

シングル"Only The Strongest Will Survive"

とにかく凄い

掛け値なしに名曲。

何度聴いても何度聴いても泣きそうになる刹那過ぎるくらい美しいメロディーで鳥肌立ちます


これを聴けば誰でもHurricane #1を好きになるんじゃないか?!と言う位名曲です。







アルバム発表前の、もうひとつのシングル


俺は、未だに大好きな名曲中の名曲


転がるお前に『苔』は生えない

「Rising Sign」 1998


高速ビートとうねる重低音ベースを基本にリフレインの嵐を聞かされていると、

たとえそれがデジタルなダンス音楽であったとしてもフレーズを口ずさむようになるのである。

そしてhurricane#1を聴いてみる。再度、凄いと思ってしまう。

決してビックビート系に共通点があるとは思わない。

逆にオアシス節とも言えるメロディーのほうが最初は耳に入ってくるだろう。

でも、やはりドラムのかなりかっこいいリズムが裏で黙々と唸っていることに気付けば、

彼らの音楽は紛れもなく踊れるはずだ。


アルバムにも収録されているけど、

残念ながらそっちの方は、クソみたいなリミックスがされており、アルバム唯一聞く価値なし。


オリジナルの方は、本当に名曲。




転がるお前に『苔』は生えない

「Only The Strongest Will Survive」 1998

この7インチを買った自分を褒めたい、讃えたい。

ジャケも曲も最高、永遠です。


俺は、「タフじゃなきゃ生き残れない」って訳します


only the strongest will survive...


Well my life is worth nothing to some
while to others I am number one.
and it can be so hard to know
when to try, when to give up and go


now this feeling is reeling me in
I can feel it like it was my skin
in my head I repeat a new rule
pain is easy, pleasure is cruel


I tell you,
only the strongest will survive
these days you've got to kill yourself just to stay alive.


Well there's only one life and you know,
it won't take you where you want to go
yesterday was a walk in the park
but tomorrow is a step in the dark


and my life is worthing to some
but to you I hope I am number one.
in my head I repeat a new rule
pain is easy, pleasure is cruel


I tell you,
only the strongest will survive
these days you've got to kill yourself just to stay alive.


everybody's talking like they want to see the party begin
I'll be in the alley, get a taxi, cos i'm staying in


only the strongest will survive...
I'm strong enough to get you through
are you strong enough to help me to?




転がるお前に『苔』は生えない


転がるお前に『苔』は生えない

SUGER MINOTT

「Buy Off The Bar」 Power House  1984

Playlist :
Buy Off The Bar - Bar Dub
Can't Cross The Border - Border Dub
Frontline - Line Dub
Two Timer - Timer Dub
Strictly Sensi - Sensi Dub
Dread Upon Your Head - Dread Dub

Engineer : Peter Chemist & Soljie Hamilton

Producer : George Phang

Studios :
Channel One (Kingston, JA)


酒瓶を抱え込むシュガー・マイノットさん、素敵ですな。

レッドストライプもありますね。

数多に存在するレゲエ・レコードのジャケの中で、俺が最も大好きなジャケです。

「店ごと買ぉたるわ~(何で関西弁?)」

彼の気風のよさ、男っぷりが滲み出ている感が素晴らしい。

ダンスホールの中で「親分」的存在のシュガー・マイノット。

打ち込みに移行する手前で、

何の装飾もない、剥き出しのリズムを浴びせられる。

Power House の激シブ・ダンス・クラシック。今の時代に買っても絶対間違いない逸品。

トラックもスライ&ロビー、ジャッキー・ミットーら錚々たる面子によるものだ。

表記のとおり、この作品はショーケース・スタイル。

踊りたい人にとっては、恐ろしくテンポが悪い構成になっているけど、

DUB好きな特異な連中にとっては・・・どうなんでしょ?

個人的な見解としては、オリジナル盤とDUB盤がそれぞれ別に存在していた方が好き。

俺は、両方買うから。


手前味噌で申し訳ないが、

これ、100%ジャマイカ盤ですが、

ジャケの程度の良さ・盤質の良さ、

奇跡と言っても過言で無いくらいの美品です。





転がるお前に『苔』は生えない

George PhangとRobbie Shakespeareのコネクションから誕生したと言われている当レーベル。

当然、起用されたミュージシャンはSly & Robbieの最強コンビに加えて、

Steely & CleevieのSteely、Clevie、Robbie Lynn、Willie Lindo。

ホーン隊にNambo、Dean Fraiser等、一流のミュージシャンを起用。

Jammy'sがコンピュータライズド革命を起こし、シーンが打ち込み一色にシフトする以前、

つまり生演奏のバック・トラックが主流であった時代の最後を

華々しく飾った素晴らしいサウンドは彼ら、

才能溢れるヴェテラン・ミュージシャンなくしては誕生し得なかった

(正確に言えば、急激にコンピュータライズド化が進むダンスホールの世界でも奮闘。

87~88年ぐらいまでヒット曲を多数リリースした)。

 
そのサウンドはSlyのパンチ力抜群のドラムを軸に、

Robbie他の自由でヘヴィなベースがグイグイと全体をグルーヴさせる

痛快極まりないダンサブルなもの。

当時最新型であった“シモンズ・ドラム”も多用されている。

各音楽ジャンルでも80年代サウンド・リヴァイヴァルの傾向があるけど、

レゲエに関しても時代が一回りした感があります。

このレーベルの特徴でもあった“シモンズ・ドラム”の音がことの外フレッシュに響きます。

Sly & Robbieが同じくバックをつけたBlack Uhuruの諸作品と比較すると

Power Houseの方が良い意味でポップ。

ターゲットはジャマイカ国内であった訳だけれど。

 
このPower Houseが台頭してきた頃に全盛期を迎えていたのが

Henry“Junjo”LawesがプロデュースしていたVolcano等のレーベル。

Style ScottのWickedなドラムを中心としたスローで超ヘヴィ級な

"One Drop" サウンドでダンスを沸かせていたこのプロダクションの中に

割って入ってきたかたちになったのがPower Houseだ。

思えば、70年代にChannel Oneがトップ・ランクのレーベルだった頃に

バッキングを任されていたのは当初Sly & Robbie。

“ロッカーズ・リズム”でジャマイカ中を熱狂させたのだけれど、

その後にChanne Oneのバッキングを任されたのが前述のStyle Scottを中心とした

後のRoots Radicsだった。

Roots Radicsは80年代に入ってから強烈なオリジナル・サウンド "One Drop" で

トップ・バンドに上り詰めていたが、

Power Houseが台頭して来たことによってSly & Robbieの逆襲が始まった。

 
あくまでスローな "One Drop" サウンドに対して、

Power HouseのSly & Robbieはより(当時にしては)アップ・テンポのビートで対抗。

Slyらしい躍動感たっぷりで正確無比なドラムは

ダンスホール全体のピッチを70年代のレゲエがキープしていたテンポ位まで戻したのだった。

当初はVolcanoが優勢だったと思われる両者の立場も後に逆転。

快活で弾けるPower Houseのサウンドの方がシーンの主流となる。

スカ誕生からジャマイカで繰り返されてきたピッチのスロー・ダウン、

そして、その後のテンポ・アップというトレンドの移り変わりが

ここでも実証されたということも言えるでしょう。

 
このレーベルはヒット、今で言う“ダンスホール・クラッシック”の豊庫。

一番有名な当レーベルの大ヒット曲はHalf Pint「Greetings」だろうけれど、

それだけではなく物凄い数の名曲があります。

ダンスホール・ファンなら知らなきゃモグリの名曲が山盛り。

渋めな曲ほど、今聞くとカッコイイ。



転がるお前に『苔』は生えない

V.A.

「Power House Selector's Choice George Phang」 (2 LP) VP 2009

1979-1984

Sugar Minott - Feel The Rydim
Frankie Paul - Tidal Wave
Barrington Levy - Suffer The Little Children
Tenor Saw - Lone Ranger And Tonto
Half Pint - One Big Family
Leroy Smart - Believe In Jah
Half Pint - Greetings
Little John - True Confession
Michael Palmer - Lick Shot
Sugar Minott - Buy Of The Bar
Tenor Saw - Roll Call
Michael Palmer - Gunshot A Burst
Leroy Smart - Our Love Is Strange
Al Campbell - Talk About Love
Frankie Jones - Old Fire Stick
Barrington Levy - Money Move
Half Pint - Jah Don't Love That
Sugar Minott - Rockers Master
Josey Wales - A No One Of Me
Nitty Gritty - Everything You Try
Peter Metro - No Problem
Charlie Chaplin - Que Dem
Winston Hussey - Body No Ready
Little John - What A Bubbling
Michael Palmer - Pull It Now
Frankie Paul - Dem A Go Feel It
Yellowman - Galong Galong Galong
Josey Wales

PRODUCED BY: George Phang
RECORDED AT: Channel One Recording Studio, Dynamic Sounds Studio
MIXED BY: Soljie Hamilton, Peter Chemist, Ruddy Thomas, Michael Riley
MIXED AT: Channel One Recording Studio, Dynamic Sounds Studio
ENGINEERED BY: Soljie Hamilton, Peter Chemist, Ruddy Thomas, Michael Riley
BASS: Robbie Shakespeare, Wycliffe 'Steely' Johnson, Lloyd Parks
DRUMS: Sly Dunbar, Cleveland 'Cleve' Browne
LEAD GUITAR: Robbie Shakespeare, Willie Lindo, Andy
RHYTHM GUITAR: Robbie Shakespeare, Willie Lindo, Andy
KEYBOARDS: Robbie Lynn, Franklyn 'Bubbler' Waul
HORNS: Nambo Robinson, David Madden, Dean Fraser
PERCUSSION: Skully Simms



そんな話





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先日の『苔』ログ、レッドストライプの件は、

今日のこの記事のための伏線だったんですけど・・・


ま、どうでもいいですね。




レッド・ストライプ


ずんぐりむっくりした首の短いボトルの、


思えば実にビールらしくない形をしたビールだ。


ラベル部分は、印刷された紙が貼られているのではなく、ボトルに直に印刷されており、


インクのノリが薄いせいか、地色の茶色い瓶の色がちょっと透けて見えていて、


白に清潔感や爽やかさといったものが感じられない。


おまけに白地と赤いノセの部分がずれている。


このルーズさがジャマイカっぽさを自然と漂わせている。


スレンダーで首がすらりと伸びたボトル+ヨーロッパの貴族の紋章みたいなのが


デザインされたようなラベル--といったデザインのビールが圧倒的に多いことを思うと、


レッド・ストライプは、そのプリミティブさ故にユニークなデザインだ。







俺は、レゲエ好きですけど、


多分、それ以上にお酒を愛して止まないので、


国産のビールが大好き。



炎天下、野外で飲むレッド・ストライプは格別?


馬鹿を言うな、


同じ状況で飲む国産ビールは最強!敵無しだ!!




国内で購入する際のレッド・ストライプの金額・・・



ざけんな!!!




そんな話





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ギネス Guinness ま、俗に言う黒ビール。


ジャマイカでも、なかなかの消費量との事。


(男性の)滋養強壮に効く・・・か否かは定かではないが、


そんな風に思われている、って、聞いた。



私的に、黒ビールの味わい、大好き。


コストを考慮するならばGuinnessは買わないが、


丁度、キリン・スタウト、って国産でも黒ビールを出しているので、頻繁に買って飲んでます。