ツアー中だった1999年6月4日にカリフォルニア州 オレンジ郡 で
ギター、アンプ、ドラムなどメンバーの機材一式が盗難に遭った.。
これまでの彼らの持ち味であった変則チューニングによるノイズとは少し異なった音になっている。
当時はショックを受けた彼らだったが、
後に「生まれ変わるいい機会」になった、とサーストン・ムーアは述べている。
くるりやさかななど日本のアーティストとの交流も盛んな
シカゴの鬼才、ジム・オルークが大きく関わった2000年発表の作品。
以前の暴力的なザクザクした音はナリを潜め、
音響的でアート的な音色がアルバムの雰囲気を形作る、
互いの要素を抽出して昇華させたような味わいの興味深い出来。
そのジム・オルークはこのアルバムでのプロデュースや演奏への参加のみならず、
同年のフジロックフェスティバルでのソニック・ユースのステージにも第5のメンバー的として参加した。
4曲目のSmall Flowers Crack Concreteなどにみられるように
アルバム全体を通じてビート世代の詩から影響を受けた歌詞が多い。
アルバムタイトルもアレン・ギンズバーグ の影響を受けている。
ジャケットにもウィリアム・S・バロウズ の作品が使用されており、
前作SYR4 グッバイ・20th・センチュリー に続いて
20世紀のニューヨーク の前衛芸術家を称えるというテーマ性をもった作品となっている。
そんな話
アルバムジャケットにはビート世代の代表的な詩人だったウィリアム・S・バロウズ
による「X-Ray MAN」という1992年の作品が使用されている。
またブックレットにはリー・ラナルドが撮影したニュー・ヨーク の写真が数点使用されている。
Sonic Youth
1980年代以降におけるアメリカのインディーシーンにおいて、ノイズパンクの雄として君臨。
後のグランジ 、オルタナティブ・ロックムーヴメントへ大きな影響を与え、
自身らも満を持してメジャーへと移行。
以後、メジャーとインディーを行き来しつつ、活動を続けている。
