あまり外食に行かない私ですが、
数年前にある人に一人で回転ずしに
行った事あるかと聞かれて、なかった
のでありませんといいました。
その方は、一人で行ってみると
意外なことに気づくよと言いました。
本当のところは「ある回転ずし店」に
こだわったことで、どこのお店でもよく
ないのです。
マクドナルドなどのファストフード
ではないところに大きな意味が
あるようです。
ほとんど外食はしない私が、
一人でファミレスもいかないのに
「回転ずし」というのもかなり、
というかものすごく「抵抗」を感じます。
まず、お店に「入ること」ができません。
意味もなく赤面してしまいます。
一人で吉牛くらいならまだ平気ですが、
ファミレスだとかなりの抵抗を感じます。
二人なら全く抵抗なく入れますが、
ひとりとなると全く別の問題です。
そして入ってみると、店員の方に人数を
聞かれてから、席に通されます。
一人だとほぼカウンターになりますが、
そこで次にまた問題が起きます。
注文をすることが、機械注文のところも
ありますが、真ん中に握る方がいて、
直接注文のところがあります。
いちいち注文を声を出す必要がある
ところが問題です。
緊張しているにも関わらず、声を張らないと
注文できないからです。
その方の言った意味はそこにあるようです。
緊張しているときにこそ、声を張ると
嫌でも背筋を伸ばす必要があるし、
大きな声をだして、相手に伝えることが
必ず必要になるからです。
苦手な人は、この状況で大変さが
わかっていただけると思います。
これは、きちっと背筋を伸ばすことと、
人前ではっきり大きな声でしゃべるため
の「訓練」だったのです。
行く前から嫌な予感はしていたんです。
それでも一貫だけで出てくるわけにも
いかず、10貫くらいは頼みました。
お茶をちびちび飲みながら基本的に
好きなネタだけを食べました。
ほんの20分くらいでお会計をして、出て
きましたが、とても「汗」を書きました。
一人で食べていることが「恥ずかしい」
と思っていたからです。
少し前の話ですが、今でもたまに「一人
回転ずし」を行くようにしています。
「いい緊張感」を味わうためにです。
それによって変わったことは、人前で
「太い大きな声」を出せるようになったこと
です。
今一つ声が小さいなんて言われていた
のに、普通に太い声が出せるようになった
ことです。
いかに自分の心で「力を出せていなかった」
ことに気が付いたことです。
過去の話ですが、思い出したので書いて
みました。
こんな風に思っている人は、いると思います。
男性なら特に「必要になる場面」があると思います。
太い大きな声を出す抵抗がなくなると、カラオケ
に行きたくなります。
自分の声を「試したくなる」からです。
音痴でもいいから歌を歌いたくなったりします。
自分も車で歌っていましたが、さらに声を
張って歌うようになりました。
自分でもいうのもなんですが、かなり音痴です。
でも、太い大きな声を出すことに「抵抗」が
なくなったことで、小さく生きていた自分に
気が付いたことが、最大の「自己成長」です。
やみくもに声を出すのではなく、出して人に
「認められる」経験を積むことで、声が出せて、
小さかった自分の「領域」が広がっていく
実感がわいてきます。
おそらくですが、この文章を読んで意味の
わかる方は、すぐにわかると思います。
ちょっとの勇気で変われることです。
こんな感じの「変化」を積み上げていく
ことが「日々の成長」だと思っています。
内気な方にお勧めの「変われる」事の
一つの方法です。
勇気を出して挑戦してみるのもいいと
思います。
ありがとうございました。