あるネガティブな女の子の話です。

その子はとても内気で、知らない人と会話を

するのが苦手です。


 実際にいる女性ですが、人見知りをする

のでいつも陰に隠れています。


 その職場では許されるのですが、一般的に

社会ではそうもいきません。


 その女性の変化を自分なりに感じたことを

書いてみます。


 特に他人と会話が全くできないということでは 

なく、自分から話をできないといった感じです。

しかし、おとなになると自分の生活スペース

のようなものができて、そこからなかなか出ること

はしません。


 社交的な方は、どんどん外に興味を抱き、知ら

ない人にも話をしていきますが、内気なその女性は

非常に「狭いパーソナルスペース」で生きています。


 知らない人に限らず、自分の近くに来る人はよけて

しまったりしています。


 ぶつからないのに、自分から人を避けています。

話すときも下を向いていて、なんか申訳ありません

って感じです。


 実はその内気な女性は、この悩みを人に相談し、

少しずつ改善を始めていました。


 それがまさに、「パーソナルスペース」を広げる

事でした。

 会話をするときに、少しでも自分との距離を相手

に近づけるというもの。


 会話をするきに、普通の人は「適度な距離」を

保っていると思います。

 それが意識せずとも、近くても遠くても「適度な

距離」になったりしています。


 そこの部分を今までよりも思い切って、一歩

踏み出す。この作業だけです。


 よく近くに寄りすぎたりする方もいますが、極端

にでなく、適度な距離感ということです。

 


 最初ものすごく赤面したそうです。でも、私が

話をしたときは適度な距離で話をしていました。

(今までよりも、70センチか80センチ近いです)

 少し私の方も緊張するくらいの感じです。

私的に言うと、相手が緊張しているときは、大体

向こうも緊張しているときが多いです。

 緊張しているときは、何が飛んでくるかわからない

からだと思います。

 その繰り返しをしたそうです。


 それが、彼女の心を少し開かせたのでしょうか?


その一つのことを始めたせいで、会話が増えて、

笑いも増えました。


 参考になる話かとても微妙です。また内容すら

わからない方もいるかもしれません。


 確かに、「パーソナルスペース」を広げて、その中に

人を招き入れたことで、変わった方の話です。実話です。


 ちょっとした気の持ち方と、少しの勇気で変わる

ものだと思います。

 彼女にしてみれば、大変なことだったと思います。


 それでも、「心が開けた」 というものすごい進歩を

手にできました。


 ほかの人にはわからない変化も、当人にしてみると

大きな「前進」なのだと思いました。

 

人を基準にせずに、自分の基準で物事を測ることの

大切さのいい例でしょうか。

 自分にも当てはめて考えたいです。


ありがとうございました。