ブログネタ:好き嫌いを克服した食べ物は?
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自分が最近食べられるようになったのは、納豆。
子供の頃から納豆は大の苦手だった。
『なんで腐った豆なんか食わなきゃいかんのだ!?』って感じ。
子供の頃は、毎日毎朝納豆が食卓にあった。
これって、納豆ぎらいの自分にとっては、正直拷問だよね。
しかも食べなきゃ父親に怒られる。
ってことは、毎日毎朝、朝食時に怒られるんだよ。
自分が覚えているかぎりでは、幼稚園に入る前からだった気がするな。
幼い自分は、朝食の最後に、涙目になりながら納豆を全部口につめ
こむんだ。
でも、自分の喉がその納豆を呑み込む事を拒否するんだよね。
だから、口ぱんぱんのままダッシュでその場からはなれて、物陰でこっ
そりティッシュに出し、そのままゴミ箱へポイした。
それも一回二回じゃない。
今考えたら、部屋ん中臭かっただろうな・・・。
案の定、大きくなってから母親に言われたよ。
「あんた、小さい頃納豆ティッシュにくるんで捨ててたでしょ。」ってね。
母親は、朝食の度に父親に怒鳴られる自分を不憫に思ったのか、納豆に
砂糖をかけて、甘さでごまかし、自分に納豆を食べさせるという方法を
思いついたらしいんだけど、これがまたビミョーな味でさ。
味も匂いも、ごまかしきれてないというかなんというか・・・。
でもね、一応食べる努力はしていたんだ。
刻んだ長ネギ混ぜたり、ウズラの生卵混ぜたり。
あ・・・努力していたのは母親か・・・。
そうやっていろいろ混ぜれば、何とか食べられたんだけど、ここで
父親の一言。
「美味しいと思って食べなきゃ、栄養にならないんだ!」
ある時、母親がひき割り納豆を買ってきた。
でね、ひき割りだと何とか食べられる事に気がついたんだけど、ここでまた
父親の一言
「納豆はやっぱり、粒じゃなきゃ美味しくないんだ!」
やっと、自分にも納豆を食べられる方法見つけたと思ったのに、どうすれば
いいわけ?
実は中学3年の頃、何故か 『 学校の先生になりたいな。』
なんて思っていた時期があった。両親もその事は知っていたんだ。
この頃はちょうど高校受験の時期で、進路とかいろいろ考えるでしょ。
そんなある日、夕食に納豆が出てきたんだよね。
で、またまた父親の一言。
「納豆を食べられないなら、先生になんかなれないぞ!」
さすがに、この時 ブチッ てきれそになったよ。
で、あまりにも頭に来たから、夕食もそこそこに自分の部屋へ行こうとした。
そしたら、母親が新聞に掲載されている受験対策問題をやるようにって、
自分に声をかけたんだよね。
でも、すっかり怒りモードだった自分は何も言わずに、そのまま2階の部屋
へ行こうとしたんだ。
それを見た父親が、切れた・・・てか自分から見たら逆切れだよね。
自分の短い髪の毛わしづかみにして、階段から引きづり下ろしてから、正座
させると、竹刀で自分を叩き始めた。
太もも腫れるほどで、痛くて叩かれた場所を手でさすると、
「手の骨折れるから、手をどけろ!」
って怒鳴られて、また太ももを竹刀で叩かれる。
それを何度か繰り返した後、真っ暗な外に放り出された。
数時間後、母親が自分を家に入れたんだけど、「お父さんに謝りなさい。」
って言われても、正直 『先に自分をブチギレさせたのは、父親だろ?』
って思っていた自分には、納得なんて出来なかったね。
まあ、この時は中学生で立場も弱かったから、仕方なく謝ったけど。
そしたらさ、
「おまえは、反抗期が長すぎるぞ!」
ってまた訳の分らん事言って怒鳴るんだよね。
この時自分は思った。
『先生になんか、絶対なるもんか。』
だって、父親が小学校の先生だったから・・・。
ついでに、この時自分の心の中には
『大きくなって、体力的・腕力ともに自分と父親の立場が逆転したら、絶対に
これまでの体罰の仕返しをしてやる!』
って気持ちが芽生えていた。
ちょっとばかり脱線しちゃったね。
一人暮らしをするようになってからは、自分で納豆を買って食べるなんて事
は、一度も無かった。
20年近い年月、納豆とは無縁の人生を歩んだ後、つい最近ようやく自分で
納豆を買って食べるという行為を出来るようになったよ。
あ、そうそう・・・今では自分も年をとったせいか、『父親に仕返し』 は、
もうやらなくてもいいやと思っているよ。
最近は、自分の父親も年取ったし、かわいいところもあるなぁーなんて、
思えるようになった。
親子ってこんなもんなのかな・・・。
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