96. ゴールデンウィークの始まり | 憂さ憂さうさぎ

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世の中は憂さだらけ!
はき出す場所のない憂さを、ここで晴らしてみましょうか。

『ゴールデンウィークには、絶対実家に帰るぞ!』

一人意気込む自分に、かなりしょぼい運命のいたずら。

5月1日に、どうしても外せない予定が入った。

まあ、はっきり言ってしまえば、帰る日を少々後ろにずらせば良いだけ

の話なのだが。

今日は5月2日。

そして待ちに待った帰省の日。

自分は昼過ぎに車で家を出発。

途中、イオンスーパーセンター鈎取店に寄る。

道中の飲み物とおやつと実家への土産を購入した。

イオンスーパーセンター鈎取店を午後2:20出発。

高速道路へ入る。

震災の影響で、高速道路の状態はどうなっているかわからない。

無理は禁物だ。

高速道路を進むにつれて、段差のある場所が増えてきた。

思った以上に大きな段差もある。

その段差を通過する度に、しょぼいジェットコースター状態になる。

そういえばこれを、テレビのある番組で “ちんさむロード” なんて

いっていたかな。

この高速道路は、今後ずっとこの状態なのだろうか。

途中パーキングエリアで一回目の休憩。

パーキングエリアの隅で景色を眺める。

雲の隙間から地上を照らす日の光が、神々しい印象を与える。

最近こんな景色を眺める事などなかったなと思いながら、まだ少々

肌寒い空気の中、その光景をぼんやりと眺めた。

2回目の休憩はサービスエリアで。

ここでは、 “いのち” というお菓子のさくら風味と、“やっこいサブレ”

というのを一つずつ購入。

車へ戻って早速ぱくつく。

普通バージョンの “いのち” というお菓子は、見た目的には、仙台の

“萩の月”と同じようなお菓子だ。

違う点は、りんごのソースが真ん中に入っているという点。

そのため、ほんのりとリンゴの良い香りがする。

スポンジはしっとりとしていて、クリームも滑らかな印象。

今手にしているのは、期間限定の桜風味だ。

実は、自分は “萩の月” が大好物だ。

こちらは、クリームの濃厚な美味さがたまらない。

はっきり言ってどちらも捨てがたい。

このような形態のお菓子はいろいろな所で目にするが、土産物として

販売されている中では、この2つは秀でて美味いと自分は思っている。

勿論、高級なケーキ屋で売られている、賞味期限が1、2日程度の物と

比較したら、かなわないかもしれないが。

一方の “やっこいサブレ” 今回初めて購入した。

一口分ちぎると、本当にやわらかい。しかもリンゴの良い香りがする。

直径は10cm近くあるだろうか。

内側の直径約5cm程の部分はまるで生キャラメルのような状態。

味も香りも食感も、薄く焼かれた濃厚なケーキといった感じである。

ひと時の贅沢な時間は終わった。

さあ、実家まではもうすぐだ。